たまりば

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立ち読みでもしてやってくださいな♪




今月16日発売のバイク雑誌『道楽 我が人生にバイクあり!』第16号に文学・演劇・音楽ネタのコラムを書かせていただきました。
書店で是非お手をとっていただけると駄文の筆者としては幸いです。

▼隔月(偶数月)バイク雑誌『道楽』No.16/2017年2月16日発売
http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html







  • 2台目のZRXシリーズゲット♪






    取材中に地べたに座ってコンビニ弁当を食べている姿です。
    地べたで平気で飯を喰うって所作は「犬の生活」というか、いかにも昭和生まれの世代だよね(笑)。横に座っている犬と弁当の肉を取り合っているわけでもありません(笑)。
    これは撮影は2001年らしいです。
    後に講談社の某月刊誌に2009年にこの写真が掲載された時のキャプションに書いてありました。横浜市の郊外で仕事していた時のオフショットです。
    当時、900Ninjaも所有していましたが、仕事はもっぱら400ccのZRXに頼りっぱなしでした。
    だって、カワサキ車にしては笑っちゃうくらいに凄く乗りやすい完成度の高いバイクでしたもん。構えずに乗れる素晴らしいバイクでした。

    実はこのバイクはメーカーの広報車両で、某バイク雑誌に1年間の長期インプレで使用されたものを縁あって裏技的に譲ってもらったものです。
    だから最初っから≪当たり≫というか、きっちり組み上げられたエンジンは程度の良い1台でもありました。
    アイドリング時の回転の安定性は見事でしたし、数万キロ走った段階でベンチに乗せてパワー計測してみましたが、ほぼ定格のパワーを維持していました。
    写真ではわかりませんが、マフラーはヨシムラのショートメガホンタイプに変更してあったり、リアサスも社外品に変更されていて、見た目はノーマルでも細部に渡ってかなり手が加えられてバランス良く仕上がっていました。

    当時のカワサキの400cc市場は『Z2』イメージの空冷『ゼファー』が大当たりを続けていましたが、ZRXは往年の「ローソン・レプリカ(Z1000R)」を意識した角ばったデザインに水冷エンジンを積んで1994年にデビューしました。
    その人気を背景に1996年に上位機種のZRX1100がデビューし、僕はすっかり魅了されていましたが何故かGPZ900Ninjaに1998年に走ってしまいました(笑)。
    一度は乗ってみたかった“900Ninja”ですが、やはり1984年デビューだけに設計思想も操作性も古かったといえばそうでした。それが「味」ってものなんですけどね。
    そんなこんなあっての紆余曲折の今回のZRX1200DAEGの購入となりました。
    ZRX1100から考えれば20年の熟成がありますし、2009年のDAEGデビューからも7年のマイナーチェンジの蓄積もある完成された境地ですしね。
    それも昨年9月に生産中止が発表になって今が新車で手に入れるラストチャンスだったので後悔したくなくて注文してしまいましたとさ(笑)。
    その進化したハンドリングを1日も早く味わってみたいところです。



    ▼KAWASAKI  ZRX1200 DAEG ファイナルエディション
    http://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/zrx1200daeg/





  • 甦る十代のトキメキ!?




    バイクでも車でも〈新しい足〉を手に入れるってことは何度経験してもドキドキワクワクするものです。
    特に人が操る要素の高いバイクの場合はその傾向が極端に増幅します。

    青森県・八戸在住の造形作家にしてバイク乗りの木村勝一さんから「単車はオッサンが男の子に戻る最高のギアですね〜!『motorcycle makes the man』 」とのコメントを頂きましたが正にその通りです。
    購入を決めてからというもの毎日ヘラヘラというか不気味な薄笑いを浮かべて独り悦に入っております。
    傍から見たらかなり気持ち悪い状態だと思います(笑)。

    かつての世の多くの少年たちにとってオートバイはキラキラと輝く眩しい存在であったり、心をときめかせたり、躍らせる存在だったと思います。
    何処までも走っていけるような冒険気分にさせるどころか、空でも飛べるんじゃないかくらいのものでした。
    ≪バイク乗り≫は永遠の夏の日を生きる少年みたいなものなんです。
    好奇心や闘争心や遊び心がなければ、4輪と比べたらあんな厄介で危険で快適でもない不便な乗り物に跨るわけないもんな。人も荷物も4輪ほどは積めないし、雨が降れば濡れるし、夏はエアコンどころか真夏に火鉢を抱いているようなものだし、冬は寒いし、転べば痛いしね。
    まぁ、バイク乗りには春も夏も秋も冬もなくて、実は全部「夏」らしくて、「ちょっと寒い夏」とか「かなり寒い夏」を世間では「冬」と呼ぶらしいです(笑)。

    決して安くない、どちらかといえば高い買い物ではありますが、その1台で童心に戻らせてくれたり、ここまで精神を高揚させてくれるんですから、考え方を変えればある意味では安い買い物かもしれませんよね。

    ▼KAWASAKI  ZRX1200 DAEG ファイナルエディション
    http://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/zrx1200daeg/