たまりば

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2017年03月12日

オートバイの効能?



加齢医学の見地からはオートバイを運転することで脳のアンチエイジングに効果があるらしい。
東北大学とヤマハがそんなことを大真面目に研究していたとは今日まで知りませんでした(笑)。
確かに五感をフルに働かせなければ生き残れないのがバイクの世界ですし、両手両足や視線や体重移動で運転するのも事実ですし、常にバランスを保っていなければいけないし、刻々と変化する状況を瞬間瞬間で淀みなく読み取ったり、先の危険を予測したり回避しないことには生還できません。
とにかく車を運転しているよりは疲れます。

だからといって俺が賢くはならないだろうし、脳の老化のスピードをノーマル的直線下降とか若干緩やかに出来るかも程度の話だとは思うけどね。(笑)

オマケにストレス解消で精神的な病からも遠ざかれそうですしね。
リスクのある乗り物ではありますが、悪いことばかりじゃないってことだよね。
「バイク乗り」に戻れて良かったかも♪(笑)

≪出典≫ITmedia 2009年03月04日
オートバイ運転で脳の機能向上、ストレス軽減も――川島教授とヤマハ発の研究
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/04/news070.html

日常生活でオートバイの運転をすると、脳認知機能の向上やストレス軽減に役立つ――“脳トレ”で知られる川島隆太研究室とヤマハ発動機がこんな研究結果を発表した。

 “脳トレ”で知られる東北大学の加齢医学研究所・川島隆太研究室とヤマハ発動機は3月4日、オートバイの運転が脳に与える効果を調べる共同研究の結果を発表した。日常的にオートバイに乗ると、脳の認知機能向上やストレス軽減など、脳と心の健康にポジティブな影響を与えるという。
 運転時の大脳の前頭前野(記憶や感情、行動の制御などを行う部分)の活動を、日立製作所基礎研究所が開発した携帯型光トポグラフィー機器の試作機を使って計測した。現役ライダー5人(平均年齢45.6歳)と、10年以上ブランクのある元ライダー6人(同46.2歳)に運転してもらい、比較した。

 現役ライダーは運転中、常に左半球背側前頭前野が活発化していた一方、元ライダーは発進や加速時に右半球背側前頭前野が活発化するなど、脳の使い方が異なっていた。現役ライダーの方が走行中に集中力が高まっていることも分かった。
 オートバイを運転する生活習慣が脳に与える影響も調べた。日ごろオートバイを運転していない22人をくじで2グループに分け、一方だけが通勤などでオートバイを2カ月間使う実験を実施。各グループに対し、実験の前後で認知機能を調査し、結果を比較した。メンタルヘルスに関するアンケートも行った。
 オートバイを使ったグループは実験後、使っていないグループよりも、記憶力や空間処理力などを調べる検査で得点がアップしており、オートバイを日常的に使うことで認知機能が向上していることが分かったとしている。
 メンタルヘルスのアンケートでは、オートバイを使ったグループの方が、実験後にイライラ感や身体の不調、憂うつな気分などさまざまなストレスが減っていた。川島教授も、今回の実験に合わせてオートバイの運転を再開したところ、以前より「嫌なことやストレスが減ったと感じている」という。
 川島教授は「オートバイを運転すれば、脳や認知機能を維持・向上させ、豊かな生活を送る『スマートエイジング』につながる」と話している。
≪出典≫エキサイトニュース 2008年5月19日
オートバイ乗車と脳の活性化関係を研究へ東北大
http://www.excite.co.jp/News/product/20080519/Economic_eco_080517_086_1.html

 東北大学・加齢医学研究所はオートバイ乗車が脳の活性化に及ぼす効果について、研究を開始すると5月16日、発表した。 これはオートバイ乗車が脳の活性化に影響を及ぼしているか、オートバイ操作に必要な様々な神経の動き、外界から与えられる刺激に対する脳の反応について、研究を進めるというもの。 具体的には携帯型光トポグラフィーを用いてオートバイ運転時の脳機能の変化を読み取るほか、オートバイに乗っている人と乗らない人との運動神経、反射神経、空間認知力などを数値化、また、オートバイに乗っていなかった人が乗るようになった場合の数値の変化などを通じ、オートバイの乗車と脳の活性化との関連性について調べる。同大学では本年度中に結果を出す予定。研究にはヤマハ発動機が協力する。 同大学によると、オートバイは、二輪で走行する特性上、両手両足が異なる動作を行いバランス感覚が要求される乗り物であり、車の運転よりも体力や運動神経、反射神経などが必要とされる。同時に、気候や温度の変化、風のにおいなどに対しても、敏感になる。また、オートバイユーザーは、実年齢よりも若く見られる人が多いとも言われており、40代から50 代のリターンライダーから「気持ちにはりが出た」「若返った気がする」などの声もある、といい、研究を進めることになった経緯を説明した。

▼平成20年5月16日 東北大学加齢医学研究所
PDF 二輪乗車と脳の活性化の関係に関する研究開始について
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2008/20080516.pdf

  


  • Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 23:24Comments(0)バイク




    10数年前にZRXとGPZ900Rを2台一緒に手放して以来のリターンライダーなのですが、血液を流れるオイルとガソリンの欠乏が魂の飢餓状態を呼び起こして、最近になってとうとうZRX1200DAEGを購入してしまいましたとさ(苦笑)。
    2月25日に納車したのですが、それに先立ち2月16日発売のバイク雑誌『道楽 我が人生にバイクあり!』最新号(Vol.16)に1本記事(P100)を掲載してもらいました。
    この流れはグッドタイミングというか、物事には“流れ”や「タイミング(天の時)」って往々にしてあるんだと思います。
    傍から見たら「偶然」に見えたとしても、実は≪偶然を呼び込む必然≫もその背後に隠れていたりもします。
    物事には過程が存在しますし、その過程なくして結果は生み出せないのも反面ではまた真理です。
    つまり今回の寄稿は僕的には“バイク乗り”としての復活宣言とか再びの戦闘宣言の狼煙みたいなものです(笑)。
    かつて走り回った連中と、またいつの日か路上で遭遇する日の為のご挨拶のようなものでした。

    もうひとつの理由は、かつてお世話になった『BBC(ビックバイククルージン)』誌のT編集長が巻末の編集後記で「では、いつの日か路上で……。」と結んでいたのを思い出してのオマージュの意味を込めたというか正直パクリですね。(笑)
    あの頃は900Ninjaを駆って真夜中にBBC編集部界隈に借りてもらっていたマンションの1室(編集部別室)に足を運んだものです。
    そんな時代もありました。(苦笑)

    今回、バイク雑誌『道楽』で触れさせてもらったのは下記の演劇集団「風煉ダンス」の5月公演『まつろわぬ民2017』です。
    これも3年前の作品をキャストも含めて更にパワーアップしての再演ですから間違いなく期待できる作品になりますし、今こそ求められる内容だと確信しています。
    皆々様におかれましたもよろしかったら是非!
    腕に自慢のプロミュージシャンたちによる生演奏(劇伴)による音楽劇としても最高です。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ▼演劇集団 風煉ダンス公演『まつろわぬ民2017』(座・高円寺 春の劇場06)

    棄てられたことば
    置き去りのきのう
    見えないきみの声が聞こえる
    忘れていた歌をまたうたおう
    まつろわぬものの歌を

    時を超えたまつろわぬ民たちの“血煙を上げる詩情”
    「まつろわぬ民」とは、“あらがい迎合しない者”。
    舞台は、一軒のゴミ屋敷。行政によるゴミの撤去が行われようとした
    その時、屋敷に住む老婆に誘われゴミたちの百鬼夜行が始まった。
    果たして老婆の正体とは!?
    この作品は主演の歌姫・白崎映美(「上々颱風」「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」の歌「まづろわぬ民」から想を得て2014年に初演。忘れ去られる者、虐げられながらも闘い続けている者に思いを寄せ、古代と現代を大胆に往還する大スペクタクル。
    圧倒的な美術・空間表現、血肉沸き踊る生演奏と踊りに魂を震わせる白崎映美の歌。
    伊藤ヨタロウらの新キャスト、新演出で、初演をしのぐ音楽劇として
    不屈の民のマグマを爆発させる。

    【期間】2017年5月26日(金)~6月4日(日)
    【会場】座・高円寺1(杉並区高円寺北2-1-2)  http://stage.corich.jp/theater/1602
    【CAST】
    白崎映美 伊藤ヨタロウ
    反町鬼郎 リアルマッスル泉 春田奨 吉田佳世 吉成淳一 河内哲二郎 飯塚勝之
    御所園幸枝 笹木潤子 堀井政宏 山内一生 柿澤あゆみ 園田シンジ 塚田次実
    横山展子 内田晴子 外波山流太 サモ★ハン  林周一

    【公演スケジュール】
    5月26日(金)19:00
    5月27日(土)14:00★/19:00
    5月28日(日)14:00
    5月29日(月)19:00
    5月30日 休演
    5月31日(水)19:00
    6月 1日(木)14:00★/19:00
    6月 2日(金)19:00
    6月 3日(土)14:00★/19:00
    6月 4日(日)14:00
    開場は各30分前。受付開始は60分前から。
    ★=託児サービスあり

    【上演時間】 約2時間0分(休憩なし)を予定

    【チケット料金】
    (前売・当日共) 一般 4,000円 学生 3,000円 高校生以下 2,000円
    初日割引(5/26) 一般 3,500円 学生 2,500円 高校生以下 1,500円 
    *全席自由・入場は当日受付順
    チケット予約
    ◯風煉ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com」
    ◯CoRich舞台芸術 http://ticket.corich.jp/apply/81376/
    ○マルメロ marmeloyama@gmail.com
    ○座・高円寺チケットボックス(月曜定休) 
    TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)
    窓口(10:00~19:00) http://za-koenji.jp/(無休24H受付)  
    ※学割チケットはチケットボックスでは取り扱いません。
    *座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
    一般用12,000円/1シート(3,000円×4枚)、
    学生及びシルバー用10,000円/1シート(2,500円×4枚)。
    詳細は座・高円寺チケットボックスまで。
    ◎以下のサービスは劇場で承ります。
    お申込・お問い合せは座・高円寺チケットボックスTEL03-3223-7300まで。
    *車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)。
    *障がい者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引きになります。
    *託児サービス(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円
    【お問い合わせ】
    風煉(ふうれん)ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com

    【STAFF】
    作・演出:林周一 音楽・演奏:辰巳小五郎 関根真理 ファン・テイル
    美術:笠原真志、深川信也、後藤淳一、南波瑞樹 衣装:仲村祐妃子
    振付:坂東冨起子 殺陣:都築星耶 照明:辻井太郎 照明操作:前田さやか 

    音響:島猛 舞台監督:後藤恭徳
    演出部:笹木潤子、外波山流太 
    美術協力:大友香織、畑中さおり、長谷川愛美、田村元、渡辺綾乃
    題字:青山健一 チラシデザイン:片山中藏 写真:村田善一(表面)
    山下恭弘(舞台) 添田康平(顔写真) 
    映像記録:矢ヶ部哲 HP・広報:御所園翔太
    制作:斎藤朋(マルメロ)櫻井拓見 豊田結
    主催:風煉ダンス 
    提携:NPO法人劇場創造ネットワーク / 座・高円寺 後援:杉並区 
    協力:たちかわ創造舎、カーニバルカンパニー、椿組、発見の会、niwa-coya、
    白崎映美&東北6県ろ~るショー!!、未来会議、小峰公子、マルメロ、ほか

    ◎ トーク&ライブ『まつろわぬ民とは誰か?』 
    4/16(日)15:30open/16:00start
     @東中野・ポレポレ坐  ミニライブ有り http://za.polepoletimes.jp/
    東京都中野区東中野4丁目4-1 1F  03-3227-1445
    出演:白崎映美、木村友祐(作家)、ますむらひろし(漫画家)、
    赤坂憲雄(民俗学、日本文化論)、平井玄(批評家)、林周一
    ミニライブ:白崎映美(Vo.) / 西村直樹(Ba.) / 岡田修(三味線)
    料金 一般2,500円(当日:2,800円) 学生 2,000円(当日:2,200円)
    ■予約:マルメロ tel 03-5627-7583  fax 03-5627-7584
            e-mail: marmeloyama@gmail.com

    ◎『まつろわぬ民』いわきアリオス公演 
    6/10(土)18:00開演・11(日)13:00開演
    問・予約 0246-22-5800(アリオスチケットセンター)



    ▼演劇集団『風煉ダンス』
    http://www.furen-dance.info/dorro2015/doro_top.html
    ▼Facebook 風煉ダンス
    https://www.facebook.com/furendance

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ▼フォトエッセイ「鬼うたひ」白崎映美著:亜紀書房
    http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=756
    ▼「イサの氾濫」木村友祐著:未來社
    http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624601195
    ▼CD 白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ『まづろわぬ民』
    http://www.galabox.jp/product/379
    ▼白崎映美インフォメーション
    https://emishirasaki.themedia.jp/
    ▼白崎映美&東北6県ろーるショー FB
    https://www.facebook.com/tohogu6/
    ▼FB白崎映美 https://www.facebook.com/emishirasaki?fref=ts
    ▼FB白崎映美FC https://www.facebook.com/emisirasaki/?fref=ts

    ▼白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ 1st Album『まづろわぬ民』リリース!!
    https://www.youtube.com/watch?v=2aOmIdOm-74
    ▼白崎映美&東北6県ろ~るショー!! 「まづろわぬ民 」歌詞付
    https://www.youtube.com/watch?v=9Tu3R3uwPRE
    ▼白崎 映美&東北6県ろ~るショー!!「実録!!夏のぜんぶのせフェスティバル -渋谷 2015-」 -Trailer-
    https://www.youtube.com/watch?v=WdQtngUI7ws



    ▼出典:朝日新聞 書評 2016年09月18日
    著者に会いたい 鬼うたひ 白崎映美さん
    http://book.asahi.com/reviews/column/2016091800016.html

    ■東北さ、いい事どんと来い!

     活動を休止中の老舗バンド「上々颱風(シャンシャンタイフーン)」の歌姫の一人、白崎映美さんが5年前の東日本大震災と原発事故を機に、東北愛を全開させている。
     自身、山形県酒田市出身。バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」をつくって作詞作曲も手がけ「オラ方(がた)の先祖は まづろわぬ民だ」と奇抜な衣装をまとい、歌う。芝居にも参加。災害を「無(ね)かった事(ごど)にはさせねえぞ!」とすごむ主演女優も張った。
     かつて遠ざけた東北。なぜのめり込んだのか。きっかけは、震災の年の暮れに本紙文芸時評欄に載った、青森出身の木村友祐氏の小説「イサの氾濫(はんらん)」の評だった。図書館で作品を読み、コピーして友人に「見せまくった」という。
     「共感しました。そこには東北コンプレックスの根拠やまつろわぬ民のいわれなど、震災後の私のもやもやした思いが全部書かれていて」。行動原理ができたのか、宣戦布告するごとく、白崎さんは一から一人で動き始めた。
     初の自伝的エッセー集となる本書には、そんな近年の行動や、大火で焼け出されながらもロックスターを夢見た少女時代、人種も年齢も性別も超えて笑顔を届けた上々時代の活動など、全編「濁点の多い」庄内弁で書かれている。それは「東北に初めて誇りがもてた」証しなのか。読みだせば、飾らない人間くささにひかれ、「オラ、ちょっと訛(なま)ってますが、わりにいいヤヅです」に納得してしまう。
     「私は死ぬまで大きな声で叫ぶのだ。これからも痛い思いを知っている人たち、声の小さい人たちと連帯していきたい」。10月16日に東京・練馬で公演する。記憶を風化させぬよう、「東北さ、いい事(ごど)どんと来い!」と叫ぶつもりだ。
        ◇
    亜紀書房・2700円



    ▼出典:東京新聞【土曜訪問】 2016年12月3日付
    いいこと来い、歌うど 東北のじっちゃん、ばっちゃんのために 白崎映美さん(歌手)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/doyou/CK2016120302000234.html

     「有名になりたいなあ、と初めて思います。東北のじっちゃん、ばっちゃんが『誰か知らないけど、有名な人が来てくれた』と、行けば喜んでくれるような。実際、私なんかが東北に歌いに行くより、AKBが行った方が喜ばれますもん」
     ロックバンド「上々颱風」(シャンシャンタイフーン)のメンバーといえば、思い当たる人もいるだろう。その歌姫の一人だった白崎映美(しらさきえみ)さんはいま、別のバンドで歌っている。その名は「東北6県ろ~るショー!!」。東日本大震災の二年後、北の同胞を捨て置けない一心で、東北ゆかりのミュージシャンら十数人に声をかけて結成した。「夢は福島の仮設住宅の前から中継で紅白歌合戦に出ることです」
     山形県酒田市で高校卒業まで育った。酒田大火(一九七六年十月)は中学三年の時。強風にあおられて二二・五ヘクタールもの市街地を焼き、三千人を超える被災者が出た。家族は無事だったが、白崎さんも大きな食堂だった家を失った。「酒田大火を私は一生忘れないけど、世の中はあっという間に忘れてしまった。残ったのは当事者の苦しみだけ」。大火後、音楽をひたすら聴いた。「爆音でかけたローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリン、パンタ&ハルなんかのレコードに合わせて大声で歌った。そうしているときだけ、つらいことを一瞬忘れられた」
     大火に照らせば、震災に泣く東北のじっちゃん、ばっちゃんが想像できた。全然そうじゃないはずなのに「大丈夫です」と答える東北人の姿に震災直後、東京のテレビの前で泣いた。
     「きょうも一人で仮設住宅でごはんを食べている人がいる。多くの人が関係を引き裂かれ、ずっと先まで苦しみを抱えなくてはならない。私に何ができるのか。直接その人たちの幸せに結び付くかは分からないけれど、いいこといっぱい来い、と祈ることはできる」
     二〇一四年に第一弾CD『まづろわぬ民』を発表。白崎さんは濁音の多い地の言葉全開で東北応援の自作曲を歌った。<夢でら希望を叫んだば/誰ががバーカて指さした/あれなばバガだど笑わっだ/笑わっだたってオラ言うぞ/東北父ちゃん(母ちゃん)さ いい事来ーい>
     CDは青森県八戸市出身の作家、木村友祐(ゆうすけ)さんが自作『イサの氾濫』の一節を朗読して幕を閉じる。蝦夷(えみし)とさげすまれつつ都に抵抗した強い民の末裔(まつえい)は誰だ。小説は問う。<暗くて寒くて貧しいど思われながら、自分だぢもそう思いながら、黙々(もぐもぐ)と暮らしてきたべ><その重い口(くぢ)を開いでもいいんでねぇが。叫(さが)んでもいいんでねぇが>と。
     白崎さんは震災の年の十二月に発表されたこの小説を新聞で知り、東北人の決起する姿に揺さぶられた。今年三月の単行本化(未来社)では、帯に<血が騒ぎ、肉躍り、細胞興奮逆流し、泣ぎながらオラは立ぢ上がって叫んでいだ。んでオラは今のバンドつぐったんだぜ>と一文を寄せた。
     七月には白崎さんの初のフォトエッセー集『鬼うたひ』(亜紀書房)が出た。大火も音楽も、これまでの歩みを語り、その中で木村さんとも対談した。
     ファンからすれば、惜しまれるのは活動三十年の「上々颱風」の休止だ。ロックも歌謡曲も民謡も何でもござれ、アジアの旋律を伸びやかに奏でた祝祭感が懐かしい。「紅龍(こうりゅう)(リーダー)が『誰も仲間外れにならない音楽をやろう』と作ったのが上々。私が隠したいと思っていた方言を『その方言こそかっこいいんじゃん、映美ちゃん』と言ってくれたのは上々のメンバーだった」。ルーツを意識し自分とは何かを問いつつ歌ったバンドを離れ、「五十歳にもなって初めて社会に出たような感じ。それまでは守られて、ただ歌っていればよかった」と心細いことを言う。
     新バンドでは鬼に化身し、血のような、なまはげ風の衣装で演奏を引っ張る。「もじもじで、内向的で、声の上げにくい人たち、声の小さい人たち、声の届きにくい人たちと一緒に、小さいながらもやっていきたい。日常に戻ると私もその一人という気持ちです」
     この鬼ときたら、えらく人懐こく、飲み助で、時に寂しそう。まなざしは慈母のようだ。 (三田村泰和)

    ▼『群像』2017年3月号(講談社)→〈随筆〉叫べ「ん」と・白崎映美掲載
    http://gunzo.kodansha.co.jp/48080/48696.html
    http://gunzo.kodansha.co.jp/



    ▼隔月(偶数月)バイク雑誌『道楽』No.16/2017年2月16日発売
    http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html
      


  • Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 14:03Comments(0)アート
    本年5月26日からの演劇集団・風煉ダンスの『まつろわぬ民2017』高円寺公演の約一カ月前に東中野別で開催されるトーク&ライヴ『まつろわぬ民とは誰か?』は本公演の前段企画ですが、これがとにかく凄い面子の集まりで狂喜状態な僕。(笑)
    このテーマに於いて考え得る限りの豪華な顔ぶれですよね。
    こんなプレイベントまで“隠し玉”として準備されていた彼らには脱帽です。
    いつでも彼等「演劇集団・風煉ダンス」さんは飛び散る汗の全力疾走感あるよね。
    こんな豪華で為になるイベントを用意されちやったら、もう絶対に出かけて勉強させてもらうしかないのがオイラ(^^♪
    これを芝居の前に目撃しておかない手はないでしょ。
    実は昨日になって既に予約が始まっていることに気がつき慌てて下記の問い合わせ先に電話して予約しちゃいました。
    とりあえずセーフ?(笑)



    ◎ トーク&ライブ『まつろわぬ民とは誰か?』 
    4/16(日)15:30open/16:00start
     @東中野・ポレポレ坐  ミニライブ有り http://za.polepoletimes.jp/
    http://za.polepoletimes.jp/news/2017/01/2017416.html
    東京都中野区東中野4丁目4-1 1F  03-3227-1445
    出演:白崎映美、木村友祐(作家)、ますむらひろし(漫画家)、
    赤坂憲雄(民俗学、日本文化論)、平井玄(批評家)、林周一
    ミニライブ:白崎映美(Vo.) / 西村直樹(Ba.) / 岡田修(三味線)
    料金 一般2,500円(当日:2,800円) 学生 2,000円(当日:2,200円)
    ■予約:マルメロ tel 03-5627-7583  fax 03-5627-7584
            e-mail: marmeloyama@gmail.com



    ▼演劇集団 風煉ダンス公演『まつろわぬ民2017』(座・高円寺 春の劇場06)

    棄てられたことば
    置き去りのきのう
    見えないきみの声が聞こえる
    忘れていた歌をまたうたおう
    まつろわぬものの歌を

    時を超えたまつろわぬ民たちの“血煙を上げる詩情”
    「まつろわぬ民」とは、“あらがい迎合しない者”。
    舞台は、一軒のゴミ屋敷。行政によるゴミの撤去が行われようとした
    その時、屋敷に住む老婆に誘われゴミたちの百鬼夜行が始まった。
    果たして老婆の正体とは!?
    この作品は主演の歌姫・白崎映美(「上々颱風」「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」の歌「まづろわぬ民」から想を得て2014年に初演。忘れ去られる者、虐げられながらも闘い続けている者に思いを寄せ、古代と現代を大胆に往還する大スペクタクル。
    圧倒的な美術・空間表現、血肉沸き踊る生演奏と踊りに魂を震わせる白崎映美の歌。
    伊藤ヨタロウらの新キャスト、新演出で、初演をしのぐ音楽劇として
    不屈の民のマグマを爆発させる。

    【期間】2017年5月26日(金)~6月4日(日)
    【会場】座・高円寺1(杉並区高円寺北2-1-2)  http://stage.corich.jp/theater/1602
    【CAST】
    白崎映美 伊藤ヨタロウ
    反町鬼郎 リアルマッスル泉 春田奨 吉田佳世 吉成淳一 河内哲二郎 飯塚勝之
    御所園幸枝 笹木潤子 堀井政宏 山内一生 柿澤あゆみ 園田シンジ 塚田次実
    横山展子 内田晴子 外波山流太 サモ★ハン  林周一

    【公演スケジュール】
    5月26日(金)19:00
    5月27日(土)14:00★/19:00
    5月28日(日)14:00
    5月29日(月)19:00
    5月30日 休演
    5月31日(水)19:00
    6月 1日(木)14:00★/19:00
    6月 2日(金)19:00
    6月 3日(土)14:00★/19:00
    6月 4日(日)14:00
    開場は各30分前。受付開始は60分前から。
    ★=託児サービスあり

    【上演時間】 約2時間0分(休憩なし)を予定

    【チケット料金】
    (前売・当日共) 一般 4,000円 学生 3,000円 高校生以下 2,000円
    初日割引(5/26) 一般 3,500円 学生 2,500円 高校生以下 1,500円 
    *全席自由・入場は当日受付順
    チケット予約
    ◯風煉ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com」
    ◯CoRich舞台芸術 http://ticket.corich.jp/apply/81376/
    ○マルメロ marmeloyama@gmail.com
    ○座・高円寺チケットボックス(月曜定休) 
    TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)
    窓口(10:00~19:00) http://za-koenji.jp/(無休24H受付)  
    ※学割チケットはチケットボックスでは取り扱いません。
    *座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
    一般用12,000円/1シート(3,000円×4枚)、
    学生及びシルバー用10,000円/1シート(2,500円×4枚)。
    詳細は座・高円寺チケットボックスまで。
    ◎以下のサービスは劇場で承ります。
    お申込・お問い合せは座・高円寺チケットボックスTEL03-3223-7300まで。
    *車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)。
    *障がい者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引きになります。
    *託児サービス(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円
    【お問い合わせ】
    風煉(ふうれん)ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com

    【STAFF】
    作・演出:林周一 音楽・演奏:辰巳小五郎 関根真理 ファン・テイル
    美術:笠原真志、深川信也、後藤淳一、南波瑞樹 衣装:仲村祐妃子
    振付:坂東冨起子 殺陣:都築星耶 照明:辻井太郎 照明操作:前田さやか 

    音響:島猛 舞台監督:後藤恭徳
    演出部:笹木潤子、外波山流太 
    美術協力:大友香織、畑中さおり、長谷川愛美、田村元、渡辺綾乃
    題字:青山健一 チラシデザイン:片山中藏 写真:村田善一(表面)
    山下恭弘(舞台) 添田康平(顔写真) 
    映像記録:矢ヶ部哲 HP・広報:御所園翔太
    制作:斎藤朋(マルメロ)櫻井拓見 豊田結
    主催:風煉ダンス 
    提携:NPO法人劇場創造ネットワーク / 座・高円寺 後援:杉並区 
    協力:たちかわ創造舎、カーニバルカンパニー、椿組、発見の会、niwa-coya、
    白崎映美&東北6県ろ~るショー!!、未来会議、小峰公子、マルメロ、ほか

    ◎ トーク&ライブ『まつろわぬ民とは誰か?』 
    4/16(日)15:30open/16:00start
     @東中野・ポレポレ坐  ミニライブ有り http://za.polepoletimes.jp/
    東京都中野区東中野4丁目4-1 1F  03-3227-1445
    出演:白崎映美、木村友祐(作家)、ますむらひろし(漫画家)、
    赤坂憲雄(民俗学、日本文化論)、平井玄(批評家)、林周一
    ミニライブ:白崎映美(Vo.) / 西村直樹(Ba.) / 岡田修(三味線)
    料金 一般2,500円(当日:2,800円) 学生 2,000円(当日:2,200円)
    ■予約:マルメロ tel 03-5627-7583  fax 03-5627-7584
            e-mail: marmeloyama@gmail.com

    ◎『まつろわぬ民』いわきアリオス公演 
    6/10(土)18:00開演・11(日)13:00開演
    問・予約 0246-22-5800(アリオスチケットセンター)

    ▼演劇集団『風煉ダンス』
    http://www.furen-dance.info/dorro2015/doro_top.html
    ▼Facebook 風煉ダンス
    https://www.facebook.com/furendance

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



    ▼フォトエッセイ「鬼うたひ」白崎映美著:亜紀書房
    http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=756
    ▼「イサの氾濫」木村友祐著:未來社
    http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624601195
    ▼CD 白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ『まづろわぬ民』
    http://www.galabox.jp/product/379
    ▼白崎映美インフォメーション
    https://emishirasaki.themedia.jp/
    ▼白崎映美&東北6県ろーるショー FB
    https://www.facebook.com/tohogu6/
    ▼FB白崎映美 https://www.facebook.com/emishirasaki?fref=ts
    ▼FB白崎映美FC https://www.facebook.com/emisirasaki/?fref=ts

    ▼白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ 1st Album『まづろわぬ民』リリース!!
    https://www.youtube.com/watch?v=2aOmIdOm-74
    ▼白崎映美&東北6県ろ~るショー!! 「まづろわぬ民 」歌詞付
    https://www.youtube.com/watch?v=9Tu3R3uwPRE
    ▼白崎 映美&東北6県ろ~るショー!!「実録!!夏のぜんぶのせフェスティバル -渋谷 2015-」 -Trailer-
    https://www.youtube.com/watch?v=WdQtngUI7ws

    ▼出典:朝日新聞 書評 2016年09月18日
    著者に会いたい 鬼うたひ 白崎映美さん
    http://book.asahi.com/reviews/column/2016091800016.html

    ■東北さ、いい事どんと来い!

     活動を休止中の老舗バンド「上々颱風(シャンシャンタイフーン)」の歌姫の一人、白崎映美さんが5年前の東日本大震災と原発事故を機に、東北愛を全開させている。
     自身、山形県酒田市出身。バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」をつくって作詞作曲も手がけ「オラ方(がた)の先祖は まづろわぬ民だ」と奇抜な衣装をまとい、歌う。芝居にも参加。災害を「無(ね)かった事(ごど)にはさせねえぞ!」とすごむ主演女優も張った。
     かつて遠ざけた東北。なぜのめり込んだのか。きっかけは、震災の年の暮れに本紙文芸時評欄に載った、青森出身の木村友祐氏の小説「イサの氾濫(はんらん)」の評だった。図書館で作品を読み、コピーして友人に「見せまくった」という。
     「共感しました。そこには東北コンプレックスの根拠やまつろわぬ民のいわれなど、震災後の私のもやもやした思いが全部書かれていて」。行動原理ができたのか、宣戦布告するごとく、白崎さんは一から一人で動き始めた。
     初の自伝的エッセー集となる本書には、そんな近年の行動や、大火で焼け出されながらもロックスターを夢見た少女時代、人種も年齢も性別も超えて笑顔を届けた上々時代の活動など、全編「濁点の多い」庄内弁で書かれている。それは「東北に初めて誇りがもてた」証しなのか。読みだせば、飾らない人間くささにひかれ、「オラ、ちょっと訛(なま)ってますが、わりにいいヤヅです」に納得してしまう。
     「私は死ぬまで大きな声で叫ぶのだ。これからも痛い思いを知っている人たち、声の小さい人たちと連帯していきたい」。10月16日に東京・練馬で公演する。記憶を風化させぬよう、「東北さ、いい事(ごど)どんと来い!」と叫ぶつもりだ。
        ◇
    亜紀書房・2700円

    ▼出典:東京新聞【土曜訪問】 2016年12月3日付
    いいこと来い、歌うど 東北のじっちゃん、ばっちゃんのために 白崎映美さん(歌手)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/doyou/CK2016120302000234.html

     「有名になりたいなあ、と初めて思います。東北のじっちゃん、ばっちゃんが『誰か知らないけど、有名な人が来てくれた』と、行けば喜んでくれるような。実際、私なんかが東北に歌いに行くより、AKBが行った方が喜ばれますもん」
     ロックバンド「上々颱風」(シャンシャンタイフーン)のメンバーといえば、思い当たる人もいるだろう。その歌姫の一人だった白崎映美(しらさきえみ)さんはいま、別のバンドで歌っている。その名は「東北6県ろ~るショー!!」。東日本大震災の二年後、北の同胞を捨て置けない一心で、東北ゆかりのミュージシャンら十数人に声をかけて結成した。「夢は福島の仮設住宅の前から中継で紅白歌合戦に出ることです」
     山形県酒田市で高校卒業まで育った。酒田大火(一九七六年十月)は中学三年の時。強風にあおられて二二・五ヘクタールもの市街地を焼き、三千人を超える被災者が出た。家族は無事だったが、白崎さんも大きな食堂だった家を失った。「酒田大火を私は一生忘れないけど、世の中はあっという間に忘れてしまった。残ったのは当事者の苦しみだけ」。大火後、音楽をひたすら聴いた。「爆音でかけたローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリン、パンタ&ハルなんかのレコードに合わせて大声で歌った。そうしているときだけ、つらいことを一瞬忘れられた」
     大火に照らせば、震災に泣く東北のじっちゃん、ばっちゃんが想像できた。全然そうじゃないはずなのに「大丈夫です」と答える東北人の姿に震災直後、東京のテレビの前で泣いた。
     「きょうも一人で仮設住宅でごはんを食べている人がいる。多くの人が関係を引き裂かれ、ずっと先まで苦しみを抱えなくてはならない。私に何ができるのか。直接その人たちの幸せに結び付くかは分からないけれど、いいこといっぱい来い、と祈ることはできる」
     二〇一四年に第一弾CD『まづろわぬ民』を発表。白崎さんは濁音の多い地の言葉全開で東北応援の自作曲を歌った。<夢でら希望を叫んだば/誰ががバーカて指さした/あれなばバガだど笑わっだ/笑わっだたってオラ言うぞ/東北父ちゃん(母ちゃん)さ いい事来ーい>
     CDは青森県八戸市出身の作家、木村友祐(ゆうすけ)さんが自作『イサの氾濫』の一節を朗読して幕を閉じる。蝦夷(えみし)とさげすまれつつ都に抵抗した強い民の末裔(まつえい)は誰だ。小説は問う。<暗くて寒くて貧しいど思われながら、自分だぢもそう思いながら、黙々(もぐもぐ)と暮らしてきたべ><その重い口(くぢ)を開いでもいいんでねぇが。叫(さが)んでもいいんでねぇが>と。
     白崎さんは震災の年の十二月に発表されたこの小説を新聞で知り、東北人の決起する姿に揺さぶられた。今年三月の単行本化(未来社)では、帯に<血が騒ぎ、肉躍り、細胞興奮逆流し、泣ぎながらオラは立ぢ上がって叫んでいだ。んでオラは今のバンドつぐったんだぜ>と一文を寄せた。
     七月には白崎さんの初のフォトエッセー集『鬼うたひ』(亜紀書房)が出た。大火も音楽も、これまでの歩みを語り、その中で木村さんとも対談した。
     ファンからすれば、惜しまれるのは活動三十年の「上々颱風」の休止だ。ロックも歌謡曲も民謡も何でもござれ、アジアの旋律を伸びやかに奏でた祝祭感が懐かしい。「紅龍(こうりゅう)(リーダー)が『誰も仲間外れにならない音楽をやろう』と作ったのが上々。私が隠したいと思っていた方言を『その方言こそかっこいいんじゃん、映美ちゃん』と言ってくれたのは上々のメンバーだった」。ルーツを意識し自分とは何かを問いつつ歌ったバンドを離れ、「五十歳にもなって初めて社会に出たような感じ。それまでは守られて、ただ歌っていればよかった」と心細いことを言う。
     新バンドでは鬼に化身し、血のような、なまはげ風の衣装で演奏を引っ張る。「もじもじで、内向的で、声の上げにくい人たち、声の小さい人たち、声の届きにくい人たちと一緒に、小さいながらもやっていきたい。日常に戻ると私もその一人という気持ちです」
     この鬼ときたら、えらく人懐こく、飲み助で、時に寂しそう。まなざしは慈母のようだ。 (三田村泰和)

    ▼『群像』2017年3月号(講談社)→〈随筆〉叫べ「ん」と・白崎映美掲載
    http://gunzo.kodansha.co.jp/48080/48696.html
    http://gunzo.kodansha.co.jp/



    ▼隔月(偶数月)バイク雑誌『道楽』No.16/2017年2月16日発売
    http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html



    本年2月16日発売のバイク雑誌『道楽 我が人生にバイクあり!』最新号(Vol.16)に、僕もこの芝居や白崎さんに関連する散文をチラリと書かせていただいております。もし機会がありましたら大型書店のバイク雑誌コーナーで立ち読みでもしてやってください(笑)。P100に掲載されています。
      


  • Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 10:17Comments(0)演劇


    5月26日からの演劇集団・風煉ダンスの『まつろわぬ民2017』公演の約一カ月前に別会場で開催されるトーク&ライヴ『まつろわぬ民とは誰か?』は正に本公演の前段の企画ですが、とにかくこれが凄い。
    このテーマに於いて考え得る限りの豪華な方々の登壇予定だ。
    もうこれを芝居の前に目撃しておかない手はない。
    芝居に触れる意味では絶対により一層の理解と多角的視点が深まる気がします。
    そんなわけで4月16日のプレイベントを予約しちゃいました。
    あ~楽しみ楽しみ♪
    とにかくチケット予約はもう始まっていますよ。

    ◎ トーク&ライブ『まつろわぬ民とは誰か?』 
    4/16(日)15:30open/16:00start
     @東中野・ポレポレ坐  ミニライブ有り http://za.polepoletimes.jp/
    http://za.polepoletimes.jp/news/2017/01/2017416.html
    東京都中野区東中野4丁目4-1 1F  03-3227-1445
    出演:白崎映美、木村友祐(作家)、ますむらひろし(漫画家)、
    赤坂憲雄(民俗学、日本文化論)、平井玄(批評家)、林周一
    ミニライブ:白崎映美(Vo.) / 西村直樹(Ba.) / 岡田修(三味線)
    料金 一般2,500円(当日:2,800円) 学生 2,000円(当日:2,200円)
    ■予約:マルメロ tel 03-5627-7583  fax 03-5627-7584
            e-mail: marmeloyama@gmail.com




    ▼演劇集団 風煉ダンス公演『まつろわぬ民2017』(座・高円寺 春の劇場06)

    棄てられたことば
    置き去りのきのう
    見えないきみの声が聞こえる
    忘れていた歌をまたうたおう
    まつろわぬものの歌を

    時を超えたまつろわぬ民たちの“血煙を上げる詩情”
    「まつろわぬ民」とは、“あらがい迎合しない者”。
    舞台は、一軒のゴミ屋敷。行政によるゴミの撤去が行われようとした
    その時、屋敷に住む老婆に誘われゴミたちの百鬼夜行が始まった。
    果たして老婆の正体とは!?
    この作品は主演の歌姫・白崎映美(「上々颱風」「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」の歌「まづろわぬ民」から想を得て2014年に初演。忘れ去られる者、虐げられながらも闘い続けている者に思いを寄せ、古代と現代を大胆に往還する大スペクタクル。
    圧倒的な美術・空間表現、血肉沸き踊る生演奏と踊りに魂を震わせる白崎映美の歌。
    伊藤ヨタロウらの新キャスト、新演出で、初演をしのぐ音楽劇として
    不屈の民のマグマを爆発させる。



    【期間】2017年5月26日(金)~6月4日(日)
    【会場】座・高円寺1(杉並区高円寺北2-1-2)  http://stage.corich.jp/theater/1602
    【CAST】
    白崎映美 伊藤ヨタロウ
    反町鬼郎 リアルマッスル泉 春田奨 吉田佳世 吉成淳一 河内哲二郎 飯塚勝之
    御所園幸枝 笹木潤子 堀井政宏 山内一生 柿澤あゆみ 園田シンジ 塚田次実
    横山展子 内田晴子 外波山流太 サモ★ハン  林周一

    【公演スケジュール】
    5月26日(金)19:00
    5月27日(土)14:00★/19:00
    5月28日(日)14:00
    5月29日(月)19:00
    5月30日 休演
    5月31日(水)19:00
    6月 1日(木)14:00★/19:00
    6月 2日(金)19:00
    6月 3日(土)14:00★/19:00
    6月 4日(日)14:00
    開場は各30分前。受付開始は60分前から。
    ★=託児サービスあり

    【上演時間】 約2時間0分(休憩なし)を予定

    【チケット料金】
    (前売・当日共) 一般 4,000円 学生 3,000円 高校生以下 2,000円
    初日割引(5/26) 一般 3,500円 学生 2,500円 高校生以下 1,500円 
    *全席自由・入場は当日受付順
    チケット予約
    ◯風煉ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com」
    ◯CoRich舞台芸術 http://ticket.corich.jp/apply/81376/
    ○マルメロ marmeloyama@gmail.com
    ○座・高円寺チケットボックス(月曜定休) 
    TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)
    窓口(10:00~19:00) http://za-koenji.jp/(無休24H受付)  
    ※学割チケットはチケットボックスでは取り扱いません。
    *座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
    一般用12,000円/1シート(3,000円×4枚)、
    学生及びシルバー用10,000円/1シート(2,500円×4枚)。
    詳細は座・高円寺チケットボックスまで。
    ◎以下のサービスは劇場で承ります。
    お申込・お問い合せは座・高円寺チケットボックスTEL03-3223-7300まで。
    *車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)。
    *障がい者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引きになります。
    *託児サービス(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円
    【お問い合わせ】
    風煉(ふうれん)ダンス 080-3939-2020 furendance@gmail.com

    【STAFF】
    作・演出:林周一 音楽・演奏:辰巳小五郎 関根真理 ファン・テイル
    美術:笠原真志、深川信也、後藤淳一、南波瑞樹 衣装:仲村祐妃子
    振付:坂東冨起子 殺陣:都築星耶 照明:辻井太郎 照明操作:前田さやか 

    音響:島猛 舞台監督:後藤恭徳
    演出部:笹木潤子、外波山流太 
    美術協力:大友香織、畑中さおり、長谷川愛美、田村元、渡辺綾乃
    題字:青山健一 チラシデザイン:片山中藏 写真:村田善一(表面)
    山下恭弘(舞台) 添田康平(顔写真) 
    映像記録:矢ヶ部哲 HP・広報:御所園翔太
    制作:斎藤朋(マルメロ)櫻井拓見 豊田結
    主催:風煉ダンス 
    提携:NPO法人劇場創造ネットワーク / 座・高円寺 後援:杉並区 
    協力:たちかわ創造舎、カーニバルカンパニー、椿組、発見の会、niwa-coya、
    白崎映美&東北6県ろ~るショー!!、未来会議、小峰公子、マルメロ、ほか

    ◎『まつろわぬ民』いわきアリオス公演 
    6/10(土)18:00開演・11(日)13:00開演
    問・予約 0246-22-5800(アリオスチケットセンター)

    ▼演劇集団『風煉ダンス』
    http://www.furen-dance.info/dorro2015/doro_top.html
    ▼Facebook 風煉ダンス
    https://www.facebook.com/furendance

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    ▼フォトエッセイ「鬼うたひ」白崎映美著:亜紀書房
    http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=756


    ▼「イサの氾濫」木村友祐著:未來社
    http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624601195
    ▼CD 白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ『まづろわぬ民』
    http://www.galabox.jp/product/379
    ▼白崎映美インフォメーション
    https://emishirasaki.themedia.jp/
    ▼白崎映美&東北6県ろーるショー FB
    https://www.facebook.com/tohogu6/
    ▼FB白崎映美 https://www.facebook.com/emishirasaki?fref=ts
    ▼FB白崎映美FC https://www.facebook.com/emisirasaki/?fref=ts

    ▼白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ 1st Album『まづろわぬ民』リリース!!
    https://www.youtube.com/watch?v=2aOmIdOm-74
    ▼白崎映美&東北6県ろ~るショー!! 「まづろわぬ民 」歌詞付
    https://www.youtube.com/watch?v=9Tu3R3uwPRE
    ▼白崎 映美&東北6県ろ~るショー!!「実録!!夏のぜんぶのせフェスティバル -渋谷 2015-」 -Trailer-
    https://www.youtube.com/watch?v=WdQtngUI7ws



    ▼出典:朝日新聞 書評 2016年09月18日
    著者に会いたい 鬼うたひ 白崎映美さん
    http://book.asahi.com/reviews/column/2016091800016.html

    ■東北さ、いい事どんと来い!

     活動を休止中の老舗バンド「上々颱風(シャンシャンタイフーン)」の歌姫の一人、白崎映美さんが5年前の東日本大震災と原発事故を機に、東北愛を全開させている。
     自身、山形県酒田市出身。バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」をつくって作詞作曲も手がけ「オラ方(がた)の先祖は まづろわぬ民だ」と奇抜な衣装をまとい、歌う。芝居にも参加。災害を「無(ね)かった事(ごど)にはさせねえぞ!」とすごむ主演女優も張った。
     かつて遠ざけた東北。なぜのめり込んだのか。きっかけは、震災の年の暮れに本紙文芸時評欄に載った、青森出身の木村友祐氏の小説「イサの氾濫(はんらん)」の評だった。図書館で作品を読み、コピーして友人に「見せまくった」という。
     「共感しました。そこには東北コンプレックスの根拠やまつろわぬ民のいわれなど、震災後の私のもやもやした思いが全部書かれていて」。行動原理ができたのか、宣戦布告するごとく、白崎さんは一から一人で動き始めた。
     初の自伝的エッセー集となる本書には、そんな近年の行動や、大火で焼け出されながらもロックスターを夢見た少女時代、人種も年齢も性別も超えて笑顔を届けた上々時代の活動など、全編「濁点の多い」庄内弁で書かれている。それは「東北に初めて誇りがもてた」証しなのか。読みだせば、飾らない人間くささにひかれ、「オラ、ちょっと訛(なま)ってますが、わりにいいヤヅです」に納得してしまう。
     「私は死ぬまで大きな声で叫ぶのだ。これからも痛い思いを知っている人たち、声の小さい人たちと連帯していきたい」。10月16日に東京・練馬で公演する。記憶を風化させぬよう、「東北さ、いい事(ごど)どんと来い!」と叫ぶつもりだ。
        ◇
    亜紀書房・2700円



    ▼出典:東京新聞【土曜訪問】 2016年12月3日付
    いいこと来い、歌うど 東北のじっちゃん、ばっちゃんのために 白崎映美さん(歌手)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/doyou/CK2016120302000234.html

     「有名になりたいなあ、と初めて思います。東北のじっちゃん、ばっちゃんが『誰か知らないけど、有名な人が来てくれた』と、行けば喜んでくれるような。実際、私なんかが東北に歌いに行くより、AKBが行った方が喜ばれますもん」
     ロックバンド「上々颱風」(シャンシャンタイフーン)のメンバーといえば、思い当たる人もいるだろう。その歌姫の一人だった白崎映美(しらさきえみ)さんはいま、別のバンドで歌っている。その名は「東北6県ろ~るショー!!」。東日本大震災の二年後、北の同胞を捨て置けない一心で、東北ゆかりのミュージシャンら十数人に声をかけて結成した。「夢は福島の仮設住宅の前から中継で紅白歌合戦に出ることです」
     山形県酒田市で高校卒業まで育った。酒田大火(一九七六年十月)は中学三年の時。強風にあおられて二二・五ヘクタールもの市街地を焼き、三千人を超える被災者が出た。家族は無事だったが、白崎さんも大きな食堂だった家を失った。「酒田大火を私は一生忘れないけど、世の中はあっという間に忘れてしまった。残ったのは当事者の苦しみだけ」。大火後、音楽をひたすら聴いた。「爆音でかけたローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリン、パンタ&ハルなんかのレコードに合わせて大声で歌った。そうしているときだけ、つらいことを一瞬忘れられた」
     大火に照らせば、震災に泣く東北のじっちゃん、ばっちゃんが想像できた。全然そうじゃないはずなのに「大丈夫です」と答える東北人の姿に震災直後、東京のテレビの前で泣いた。
     「きょうも一人で仮設住宅でごはんを食べている人がいる。多くの人が関係を引き裂かれ、ずっと先まで苦しみを抱えなくてはならない。私に何ができるのか。直接その人たちの幸せに結び付くかは分からないけれど、いいこといっぱい来い、と祈ることはできる」
     二〇一四年に第一弾CD『まづろわぬ民』を発表。白崎さんは濁音の多い地の言葉全開で東北応援の自作曲を歌った。<夢でら希望を叫んだば/誰ががバーカて指さした/あれなばバガだど笑わっだ/笑わっだたってオラ言うぞ/東北父ちゃん(母ちゃん)さ いい事来ーい>
     CDは青森県八戸市出身の作家、木村友祐(ゆうすけ)さんが自作『イサの氾濫』の一節を朗読して幕を閉じる。蝦夷(えみし)とさげすまれつつ都に抵抗した強い民の末裔(まつえい)は誰だ。小説は問う。<暗くて寒くて貧しいど思われながら、自分だぢもそう思いながら、黙々(もぐもぐ)と暮らしてきたべ><その重い口(くぢ)を開いでもいいんでねぇが。叫(さが)んでもいいんでねぇが>と。
     白崎さんは震災の年の十二月に発表されたこの小説を新聞で知り、東北人の決起する姿に揺さぶられた。今年三月の単行本化(未来社)では、帯に<血が騒ぎ、肉躍り、細胞興奮逆流し、泣ぎながらオラは立ぢ上がって叫んでいだ。んでオラは今のバンドつぐったんだぜ>と一文を寄せた。
     七月には白崎さんの初のフォトエッセー集『鬼うたひ』(亜紀書房)が出た。大火も音楽も、これまでの歩みを語り、その中で木村さんとも対談した。
     ファンからすれば、惜しまれるのは活動三十年の「上々颱風」の休止だ。ロックも歌謡曲も民謡も何でもござれ、アジアの旋律を伸びやかに奏でた祝祭感が懐かしい。「紅龍(こうりゅう)(リーダー)が『誰も仲間外れにならない音楽をやろう』と作ったのが上々。私が隠したいと思っていた方言を『その方言こそかっこいいんじゃん、映美ちゃん』と言ってくれたのは上々のメンバーだった」。ルーツを意識し自分とは何かを問いつつ歌ったバンドを離れ、「五十歳にもなって初めて社会に出たような感じ。それまでは守られて、ただ歌っていればよかった」と心細いことを言う。
     新バンドでは鬼に化身し、血のような、なまはげ風の衣装で演奏を引っ張る。「もじもじで、内向的で、声の上げにくい人たち、声の小さい人たち、声の届きにくい人たちと一緒に、小さいながらもやっていきたい。日常に戻ると私もその一人という気持ちです」
     この鬼ときたら、えらく人懐こく、飲み助で、時に寂しそう。まなざしは慈母のようだ。 (三田村泰和)

    ▼『群像』2017年3月号(講談社)→〈随筆〉叫べ「ん」と・白崎映美掲載
    http://gunzo.kodansha.co.jp/48080/48696.html
    http://gunzo.kodansha.co.jp/



    ▼隔月(偶数月)バイク雑誌『道楽』No.16/2017年2月16日発売
    http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html



    本年2月16日発売のバイク雑誌『道楽 我が人生にバイクあり!』最新号(Vol.16)に、僕もこの芝居や白崎さんに関連する散文をチラリと書かせていただいております。もし機会がありましたら大型書店のバイク雑誌コーナーで立ち読みでもしてやってください(笑)。P100に掲載されています。

      


  • Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 01:21Comments(0)アート