たまりば

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2代目の緑トトロ君が森に帰るのは何時の日か・・・。




ここでの話題は手前の黒猫ではなく、メーター類とスクリーンの間に無理矢理押し込んだ「トトロ」です。緑色の耳が見えるかと思います(笑)。
実は先代のトトロは、GPZ900R Ninja時代にもメーターパネルとフロントスクリーンの間に押し込んで一緒に旅をしていました。DAEGよりはもう少し押し込むスペースに余裕があった気がしますが・・・。
ところが、北海道(アイヌモシリ)をツーリング中に、ふと気がつくと彼の姿が消えていました(笑)。
恐らく何処かで落としたのでしょう。
でも、走行中に彼が吹き飛んでいったなら僕も気がついた筈ですし、仲間とつるんで走っていたので後ろを走る奴から「さっき、何か飛んでいった気がするけど、何か小物とか落としてない?」なんて指摘も受けていなかったんだよね。
夜、銭湯とか出かけた時の帰りの真っ暗な道で落とした可能性なんだとは思います。皆でふざけてライトを消して暫く走っていたくらいですから(笑)。
キャンプ場から朝走り出した時には既にそこになかったのかもしれません。走り出して暫くして気がついた感じでしょうか。
曰く、「トトロはね、きっと杜(森)に帰っていったんだよね」ということにしました。

さて、今回のトトロは果たして何時まで一緒に旅をしてくれるやら。
それにしてもかなり窮屈というか、狭すぎて完全にひしゃげて潰れていますが・・・。
今度は息苦しくて脱走するかもな(笑)。






  • いよいよ今夏で生産終了との噂・・・。


    いよいよ今夏で生産終了との噂・・・。



    1982年の初代VT250F以来、35年も熟成を重ねてきた水冷250Vツインエンジンも排ガス規制の煽りで遂にピリオドを迎えるようです。
    バイク経験のない女房が自転車免許?から自動二輪の“中免”を57歳の悪戦苦闘の末、なんとか取得したので、現在バイク探しをしていてホンダ・ウイング店を訪問して物色している時に店員さんに教えてもらいました。
    2軒のホンダ店で耳にした話なので信憑性は高いような気がします。

    地球環境問題は時代の趨勢とはいえ、ロングセラーモデルの引退は残念なことです。
    VTいよいよお前も規制の対象で消えゆく運命か・・・って感じです。
    これだけ息の長いモデルって、それだけユーザーに支持され愛されたわけですし、その理由もあるわけでしょうから残念なことです。
    VT系は免許取り立ての女性からベテランまで、街中でもツーリングでも軽快に楽しめそうな優れたモデルだったと思うしね。
    その意味でも生産終了は惜しいとしか言いようがありません。
    僕はカワサキ車しか乗ったことはないし、ホンダのバイクってあくまで個人的な嗜好の範囲ではありますが、全体的にいまいち好きになれないんですが、このVT系は並列四気筒のCB400系と並んで奥の深い入門機として評価してあげたい気がします。

    排ガス規制も国際的なルールや厳しい規制値基準があるのでしょうが、排気ガスを問うなら、最大の自然環境破壊は戦争や紛争や軍需産業のことも頭の片隅で押さえておきたい気にはなります。それと日本的には人災とも思える世界最悪の現在進行形の原発事故とかも環境破壊としては見過ごすことは出来ない気もします。

    内戦や国際紛争等で油田や製油所が炎上して黒煙をあげ続けているニュース映像を見るたびに「なんか凄く大気が汚れそう」と毎度ながら悲しくなります。
    それに比べればVTのエンジンの出す排気ガスなんてたかが知れたものだと思うんですが、そんな屁理屈も言い訳も今や国際的には通用しないのも頭では理解できます。
    僕達がツーリングで満喫しているこの地球の自然の素晴らしさは、ご先祖様たちが残してくれた環境です。そして、それは未来の人達、つまり子供や孫世代から僕達が借りているという風に考えて、彼らに残してあげなくてはならない大切なものだと思います。

    かつての高度成長期の日本がそうであったように、発展途上国の多くが急激な工業化の過程で工場から大量の煤煙を放出して大気汚染の原因になっているのも承知の事実です。
    日本も大気汚染による喘息や光化学スモッグなんて深刻な「公害」問題も抱えていた頃がありました。大気だけではなく、水(川や海や湖等)も土も随分と汚してきたはずです。
    急激な成長や利潤追求史上主義というか、経済成長の数値だけを追い求めた結果が、こういった矛盾や弊害を生んだことを日本は知っています。

    もっと環境に影響するであろう古い年式の車両はバイクに限らず4輪だって元気に走り回っているのは事実です。新車に対する過剰な規制っていまいち納得できない気がします。愚痴でしかないのは百も承知ですが・・・。
    メーカーもバイク雑誌業界もこういった排ガス規制についても、もっとユーザーにわかりやすく説明して理解を求める姿勢が欲しい気がします。
    2輪メーカーや2輪業界団体が政府に対して弱腰で交渉能力もなく、ひたすら言いなりになっているとしか思えない印象を僕が受けるのも、こういった丁寧な説明報道が成されないのか少ないからのような気がしてなりません。
    もしかしたらあまり興味がなくてそういった記事を読み飛ばしていたかもしれません。
    突然一方的に「排ガス規制問題で生産終了です」と紋切型にメーカーからアナウンスされても「なんだかなぁ~。どうして?どこがどれくらい問題なの?規制クリアーの対処法は本当にないの?」と聞きたくもなります。
    だって双方向の時代ですもん。

    もしも大型トラックやダンプカーが環境に悪い排気ガスを大量に排出していたとしても、彼らはとっくの昔に鉄道から陸上輸送の花形の座を奪った存在ですから規制も取り締まりもなかなか出来ないのが現実だよね。
    けれど、バイクは今や実用性の大半を失ってしまって、趣味や遊びの類の乗り物としか“お上”からは思われていないので、規制しようとすれば簡単なんだろうな。少数派はいつも切り捨てられる存在です。
    相変わらず2輪は4輪と比べてかなり軽視されているとしか思えませんな。日本が誇る世界に通用する一流ブランド品でもあり、国際的競争力もあり、貿易額にも貢献している重要な品目なのにね。

    と、今夜は愚痴っぽくなっております。
    そんな折も折、女房が“中免”を取得した関係で、どうやらVTRの最終型の限定色を購入予定になりまして、どうやら我が家にも1台VT君の末弟がやってきそうです。万歳(^^♪
    私も女房も昭和34年生まれのいい歳こいた初老夫婦ですので、どうにも最近のSF的なというか、ロボットみたいな風貌のというか、昆虫みたいにも見える最新のとんがったデザインのバイクってちょっと抵抗があってね。
    永く楽しむ意味でも飽きのきそうにないオーソドックスな落ち着いたデザインのバイクの形をどうしても好むんですよね。
    近所の大手チェーンの『RB』店を訪問して在庫を確認したら「VTRですか?・・・調べてみたら、うちでは全国でも在庫は4台くらいかなぁ。ご要望の限定色だと都内に1台しか在庫はないので商談中ってことでとりあえず押さえちゃいますね」というくらい品薄になっていました。
    「9月で生産終了」とホンダ店では聞いたけれど、既に品薄なのか、一時的な品薄状態なのか微妙ではありますが、とにかく女房の愛車に決定です。
    ホンダのサイトを見ても、まだVTRの生産終了のアナウンスはされていないようなので間違っていたらごめんなさいなんですけどね。少なくとも僕はそんな話を直営店で耳にしました。

    ▼HONDA VTR
    http://www.honda.co.jp/VTR/