たまりば

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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.13)

▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.13)

昔々、「バイク乗り」たちの“怒りの叛乱”
劇がこの国でもありました・・・。

▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.13)


■バイク乗りでもある新聞記者さんが取材してくれたよ♪

1990年代まで徳間書店は新聞を持っていました。『東京タイムズ』という東京の地方紙です。その時、熱心に取材をしてくれた記者がMさんでした。それもその筈、彼はZ400FX(500か550だったような気もしてきたなぁ~)を駆るバイク乗りでした。曖昧な記憶では紺色っぽい気もしますが、ライディング・ハイが東名高速を集団走行した時もバイクの群れを追い抜いては先でカメラを構えていたと思います。たまたま皇居付近を走っていた時に、カッ飛んでいく彼の姿を見かけたこともありました。
そのMさんとそれから20数年後にあるバイク雑誌の創刊準備で偶然にも再会することになるとは思いませんでしたが…(笑)。
人生とはわからぬものです。面白いというか…。その時は出版社の社長さんに「今度、小池くんと組む編集長を紹介するから」と引き合わせてもらったのですが、お互い「あれ?あらら。あの時の!」となり、社長さんが「何だ君達、知り合いだったの?」と不思議そうな顔をしていました(笑)。

前回の投稿で茂木光男さんも似たようなことを仰っていたのですが、権利や自由なんてものは自らの手で闘い勝ち取らなければ意味はないわけで、誰かから与えられたとしたらそんなものは簡単に手放してしまう気がします。

歴史に「if」は禁物でしょうが、あの時に一挙に1万人の原告団が形成されていたら、人数の臨界点を越えた運動は一挙に1万人どころか巨大なムーヴメントや社会現象としてとんでもない数の前代未聞のマンモス訴訟として記録されていたかもね(笑)。
原告ですから当然ながら裁判の傍聴だってしたいですしょうし、整理券による抽選なんてセコイことは止めて「原告なんですから出廷する権利はあるでしょうから、裁判長、ここはひとつお隣の日比谷野音でも借りて“青空法廷”で裁判やりませんか?幸い、天気も良さそうですし」と僕のことですから意味不明のことを言い出したかもね(笑)。もしもそんなことが実現したら痛快でしょ?(笑)
「軽く決めたいですね」と軽口たたいていたのは、そんな夢想だったような気がします。
高速道路問題はあくまで最初の突破口と当時は位置付けしていたのですから、早く次の課題にも着手したかったんだろうな。さすがに
読みは甘かったけどね(笑)。

一匹狼を地で往くバイク乗りは多いので、群れることを生理的に嫌悪する傾向もありますが、「群狼」じゃないけど狼だって群れで狩りもしますし、必要とあらば必要な場所とタイミングで結集して、面倒っちいことも一挙力でカタつけて、「またね♪」と再会の言葉を交わして去っていくってスタイルは僕はお洒落でクールな気がして個人的には好きだな。
さながら「水滸伝」の“梁山泊軍”みたいじゃん♪
悪い奴が再び世に出てきたら俺達はまた集まって闘いを挑むぞ的なね。

ちなみに小生昨日で58歳になりましたとさ。最近は「アラ還」って云うの?
幼稚園時代の古里の幼馴染からそんなメールが届きました。

【文責】小池延幸(58)/ZRX1200 DAEG
明治学院大MC『井戸端会議』初代総長

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【出典】東京タイムズ
2014年 掲載月日不明(笑) ずーむあっぷ
首都圏住民の声⑧

【タイトル】
バイクの権利守れ/高い高速料金訴訟する/車と比較し差別が多い

【本文】
 米映画「大脱走」で故スティーブ・マックィーンが見せてくれたオートバイのライディング・テクニック。同じ米映画「イージー・ライダー」でピーター・フォンダが演じた自由気ままなオートバイ旅行。
 たいていのライダーは「風に吹かれて突っ走る快感がたまらない」という。運輸省によると現在、日本のオートバイ保有台数は約二千万台。つまり日本人の五人に一人がオートバイを利用している。オートバイが普及し始めたのは戦後だ。初め、“単車”の愛称があった。そして1960年代、単車に乗った若者
たちを“カミナリ族”と言った。さらに1970年代、悪名高き“暴走族”が登場した。徒党を組み、皆でわいわい、ガヤガヤ騒ぐのは時代を問わず若者の常だ。だが、暴走族の登場でライダーのイメージは低下した。大通りのコンクリート壁やへいにスプレーで「〇X参上!」などと書き散らし、集団で夜中まで騒ぎまくった。「ブラック・エンペラー」「毘沙門天」「鼠小僧」…。昭和五十四年の道路交通法改正で暴走族もある程度“鎮圧”されたが、ライダーのイメージアップはなっていない。しかし、大半のライダーは、あのマックィ―ン、あるいはピーター・フォンダのようにカッコ良くイージー・ライダーしたいと思っている。
 「車と比較し、オートバイに対する差別と偏見が強過ぎます。高速道路料金は車と同じで、二百五十㏄以上のバイクの都心部への深夜乗り入れ禁止、一部陸橋、地下道の通行禁止規制など問題がいっぱいですよ」というのは「バイク差別と闘うライディング・ハイ連絡会」の小池延幸事務局長。
 「大体、世間の人は若い人がバイクに乗っているとすぐに暴走族と決めつけますが大半は違うんですよ。僕は暴走族と言われても全然、気にしませんが、腹が立つのは、やはり高速料金ですね。二人乗りを禁止して、何で車と同じ料金なんですか。全国のライダーが皆、怒っていますから高速道路公団などを相手に料金が高いぞという裁判を起こすことにしました。ライダー1万人の原告団結成を目指し運動中です。現在、五百人ですが千人集まったら開始です。ライダー弁護団も付いてますからわれわれの勝ちです。軽く決めたいですね」(小池事務局長)。1万人の原告団が実現すると民事裁判史上、画期的な出来事だ。原告団には訴訟費用と雑費を含め千二百円で加われる。
 「人数が多いほどいいですから“暴走族”
の人でも構いません、ヨロシク!。」
        ――――おわり

【写真キャプション】
高速道路料金をめぐって1万人の集団訴訟を準備中の「バイク差別と闘うライディング・ハイ連絡会」の小池事務局長

≪脚注≫
【バイク差別と闘うライディング・ハイ連絡会】
オートバイの好きな学生、会社員、弁護士、雑誌編集者、主婦などが集まって五十八年十一月に結成。会員七十人。バイクに対する差別、不当規制の撤廃を究極の目的に、その第一弾として不公平な高速料金の是正するため集団訴訟を準備中。そのため全国のライダーに一万人の原告団結成を呼びかけている。(以下省略)

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≪参考≫『百騎百景』投稿先過去まとめ!
お時間のある時にでもよろしくね♪
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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.01)
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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.02)→結成報告/読売新聞
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/744155279078753
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.03)→第1波提訴報道/朝日新聞
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/744797609014520
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.04)→第1波提訴報道/毎日新聞
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/745295015631446
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.05)→日本初のバイクデモ/東京タイムズ
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/745692858924995
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.06)→日本初のバイクデモ/毎日新聞コラム
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/746057775555170
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.07)→東名高速集団走行会?
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/746966162130998
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.08)→「オートバイ」誌インタビュー
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/747943218699959
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.09)→バイクジャンボリー1984
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/748209398673341
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.10)→朝日ジャーナル
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/748817658612515
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.11)→サンケイ新聞
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/749295718564709
▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.12)→週刊プレイボーイ
https://www.facebook.com/halumotoride/posts/749576798536601

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▽まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(番外編その1)→会員証ステッカー
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▽まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(番外編その2)→茂木モータース
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