たまりば

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秩父三社クリアー♪

またもアバウトな秩父行♪

秩父三社クリアー♪


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先週の土日は関東地方も雨模様だったので根が軟弱な私たちは秋のバイクショートツーリングはアッサリ諦めて車でドライブ(笑)。
秩父で神社にお参りして、蕎麦でも食って、温泉に浸かってみたいなイージーなお出かけ。まぁ、金曜の仕事が深夜にまで及んでいたので早起きも出来ませんでしたしね(笑)。
秩父エリアは東京から至近なのに自然と歴史が豊かで観光資源に恵まれた場所なので何度訪問しても飽きないお気に入りの土地です。

「秩父三社」と呼ばれる三峯神社と秩父神社には過去に寄ったことはあるので、今回は長瀞(ながとろ)エリアの宝登山神社へGO!
例年なら紅葉シーズンに差し掛かる季節ですが、今年はまだまだの様子でした。
拝殿のキンキンギラギラ感は奥秩父の三峯神社を思い出させてくれました。
両者とも日本武尊(ヤマトタケル) の東征話の所縁はある様子でした。
まぁ、1900年も前の「神話」の世界ですから(笑)。
そんなことより拝殿横に三国志演義の「関羽と赤兎馬」の絵を見つけたことの方が、鉄馬を駆るバイク乗り的には嬉しかったりもしました(笑)。

宝登山(ほどさん)の「ほど」って、「ほと」の音が訛った地名って可能性があるような気がしますよね。全国各地に「ほと」や「ほど」を冠した地名ってのもよくありますよね。
ヤマトタケル伝承では、秩父・長瀞のこの地で火攻めに遭って、それを山犬か狼たちがくい止めたことで「火止山」(ほどさん)という名称になったってありましたが、「火門」も「火戸」といった「ほと」「ほど」は柳田民俗学では女性器を現すとか何処かで読んだ気がします。

秩父三社クリアー♪


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のんびりしたいので、奥長瀞渓谷の立ち寄り温泉「満願の湯」に行ったのですが、露店風呂から滝が見える風情は良いとしても、1Fの休憩室はのど自慢の方々が入れ替わりでカラオケ中で、とてもゆっくり食事を出来る気分ではないので早々に立ち去って秩父駅方面へ移動。
秩父エリアの温泉って、これまで「星音の湯」を皮切りに、「大滝温泉・遊湯館」「武甲温泉」「梵の湯」とか施設によっては複数回訪れていたり、秩父からの復路で飯能や小川町の温泉にも寄った気がするのでかなり頑張って回っている気がします(笑)。

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秩父駅近くに到着したのが午後3時頃で、路地裏の蕎麦屋に寄ったら既に蕎麦は売り切れていたので諦めたものの、別の蕎麦屋も休憩時間なのか暖簾がかかっていなかったので、面倒臭くなって道の駅・ちちぶの食堂でセット定食。
食べ終わってから「横の立ち食いスタンド風の『秩父そばの会』の蕎麦が美味しいと誰か教えてくれた気がする」と思い出す始末。

秩父三社クリアー♪


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秩父に入る時も、帰り道でもチラッと目に入ったのはセメント工場と武甲山でした。生憎、天候も悪く、削り取られた石灰岩の山体のギザギザした姿は隠れてはいましたが、ここから採掘された石灰岩が精製されてセメントやコンクリートの原料として、関東大震災後の復興や、高度成長期の東京のビル群の礎となって経済を支えてきたのも事実です。
石灰岩の山があるのも、ここが太古の時代は海の底であった証でもあります。
プランクトンやサンゴの死骸が海底に沈殿堆積して、それが隆起したことになります。
今、読んでいる秩父出身の美術批評家・椹木野衣の新刊『震美術論』の第7章≪転生する陸前高田と「秩父湾」≫にも、その成り立ちが触れられていました。しかし、秩父盆地を「秩父湾」と表現した女性カメラマンの個展の話には驚きました。現在の秩父盆地がかつては入江だったような話も何処かで読んだ気がします。でも、今は山間の秩父盆地を海と陸の接する湾として見立てた発想は新鮮というか刺激的な試みだと思いました。
この章では、江戸時代から秩父地方を産業面から俯瞰した歴史も語られていて興味深く読ませていただきました。
とにかく秩父は歴史ひとつとっても奥深いものがあって興味が尽きません(笑)。

▼宝登山(ほどさん)神社
http://www.hodosan-jinja.or.jp/
https://www.nagatoro.gr.jp/shisetsu/hodosan_jinja/
http://秩父.1epi.info/post_23.html

▼満願の湯(秩父長瀞)
http://www.chichibuonsen.co.jp/
▼わへいそば
http://www.waheisoba.gr.jp/
▼道の駅ちちぶ
http://www.michinoeki-network.jp/chichibu/index.html
▼『震美術論』椹木野衣 美術出版社
http://www.bijutsu.press/books/2017/08/shinbijutsu.html

第25回吉田秀和賞受賞『後美術論』に続く、新たな美術史を紡ぎ出す画期的美術評論

自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのかー。 東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。


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