たまりば

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先入観だとは思うが食わず嫌い?


先入観だとは思うが食わず嫌い?

苦手なんだよなぁ~。
高橋和己って。
学生時代、先輩から「えっ!?高橋和己も読んだことないの?1冊も?『散華』くらい読んでおけよ」と呆れられたものですが、イメージ的に「暗い」とか「難解」ってのが先に立って、買ってはみたけれど、すぐに挫折して本棚の肥やしになった記憶があります。
そもそも俺って大凡文学青年チックじゃなかったしね(笑)。
ある世代にとってはバイブル的な作品群であったり、ある時代を代表しうる作家さんだとは思うけれど、今日に至るまでとにかく敬遠し続けてきました。
でも最近、ふとしたきっかけで「やっぱり読んでおくべきなんだろうな」と思った件があって、そうしたらムック本の高橋和己特集本が出ていて、冒頭の対談で僕とは同世代の批評家・陣野さんが出ておられて、「“渋さ”本を書かれた陣野さんなら、どう捉えているのだろう?」というところに興味があって、とりあえず入門書から俯瞰してみようかと思った次第です。

そんなわけで、胃カメラ検査で前夜から絶食だったこともあり、病院からの帰り道で近所の喫茶店のモーニングにギリギリでセーフだったのでつらつらと。



▼『世界とたたかった文学 高橋和己』河出書房編集部編
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309025490/


▼『渋さ知らズ』陣野俊史 河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309268392/