たまりば

車・バイク・乗り物 車・バイク・乗り物その他 その他


生きている「ヒデヨシ」君に逢えた「ますむらひろし北斎展」♪


生きている「ヒデヨシ」君に逢えた「ますむらひろし北斎展」♪

































6月30日に同展を先に訪問した女房が「3Fのパネルの前に巨大なヒデヨシのぬいぐるみがあったよ。なんかヒデヨシってますむら先生みたいで可愛いよね」と嬉々として話していたので、不精者の私も会期残すところ2日の8月25日になって「ヤバい!終わってしまう」と滑り込みで訪問しました。

ところがパネル前にヒデヨシの姿がない・・・と思っていたら、彼は館内をエレベーターで上へ下へと行ったり来たりしては来館者との記念撮影に快く応じていました。
まさか着ぐるみの中身は先生ご本人なのかとも思いましたが、その時間帯のますむら先生は「猫町ブルースブラザーズ」のバンドリハーサルでペグが不調なギブソンのセミアコを抱えて音出しをされていた様子ですから、これは紛れもなく「ヒデヨシ」そのものの『すみだ北斎美術館』への降臨だったんでしょう。
動く彼の姿が拝見できてとっても幸せな時間でした。
う~ん、ヒマなら1日中、ヒデヨシの後をついて歩きたい気分でした。

残念ながら同展は昨日(26日)終了してしまったそうですが、遠方で上京出来ずに涙をのんで開催を見送らざるを得なかった方には『ますむらひろし北斎画集 改訂版(アカ版)』の存在がありますよってね。

それにしても当日のライブは全15曲くらいのボリュームだったと思いますが、漫画界の巨匠にしてシンガーソングライターという圧倒的な存在感に改めて大尊敬しちゃうのでした。ありえない才能ぶり!
漫画家でミュージシャンと言われて僕がパッと思い浮かぶのは浦沢直樹とますむらひろしさんですね。
そんな御大ますむら先生を我が家では勝手に「猫の先生」とか「大猫」とかニックネームをつけて呼んでいる始末ですから叱られちゃいますね。

▼ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL × HOKUSAI
http://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/

2018年6月26日(火) 〜 2018年8月26日(日)
猫と人との理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズで知られる ますむらひろし。「アタゴオル×北斎」は、同シリーズに登場するキャラクターが北斎の浮世絵に入り込んだ異色の作品です。本展では北斎の版画にますむら流のユーモアが加わった「アタゴオル×北斎」を中心に、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品、そしてますむらのイメージの源泉となった北斎の作品も一部紹介いたします。
会期
2018年6月26日(火)~8月26日(日)
開館時間
9:30-17:30(入館は17:00まで)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
主催
墨田区・すみだ北斎美術館
協力
有限会社風呂猫
企画協力
株式会社アドシステム


すみだ北斎美術館では、ますむらひろしの漫画「アタゴオル」シリーズのキャラクターと葛飾北斎の浮世絵が合体した異色のイラスト作品「アタゴオル×北斎」の展覧会を開催します。ますむらひろしは宮沢賢治の童話作品の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』(杉井ギサブロー監督)の漫画原作者としてその名を知られていますが、漫画「アタゴオル」シリーズは氏が作家活動の中で最も長く付き合い培ってきた空想の世界です。
この「アタゴオル」の世界と、北斎の浮世絵が合体した「アタゴオル×北斎」作品の面白さはなんと言っても猫のヒデヨシをはじめとする「アタゴオル」の住人たちが北斎の描く日本の美しい風景に違和感なく溶け込んでいるところでしょう。しかし、氏はこれらを単に人物をキャラクターに置き換えた北斎のパロディとして描いたわけではありません。この作品の一つ一つには氏による文が付けられ、そこには北斎の浮世絵を模写し「アタゴオル」の要素を加える際の考えや姿勢、そのプロセス、そして、北斎の画業についての自身の見解等が北斎への尊敬と畏敬の念を持って語られています。「アタゴオル×北斎」はいわば氏の解釈による絵と文が一体となった北斎の研究作品でもあるのです。
本展の最大の見どころは、「アタゴオル×北斎」と、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」シリーズをはじめとした浮世絵(オリジナルと復刻版画やパネル)を比較しながら、北斎との違いや氏の解釈を体感できることです。また、当館のために描き下ろした新作「漁師図」を含む約140点を前後期一部展示替えをしながら展示します。その他、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品など貴重な資料も紹介します。ますむら流ユーモアと解釈が加わった新しい北斎の世界をお楽しみください。
※今回「アタゴオル×北斎」の比較展示として、当館貯蔵の江戸時代の北斎の浮世絵、前後期あわせて24点(版画9点、版本15点)と、それ以外は、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団にご協力いただき、アダチ版画研究所制作の複製版画を展示しています。

ATAGOAL
ますむらひろしの代表的なシリーズ作品。現在までに『アタゴオル物語』『アタゴオル玉手箱』『アタゴオル』『アタゴオルは猫の森』の4つのシリーズが発表され、主に読み切りの短編が作品の中心となっている。「アタゴオル」と呼ばれる世界を舞台に、立って歩くユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かなその住人達を中心に物語が展開する。また、ヒデヨシが起こす数々の騒動をきっかけに新しい発見が「アタゴオル」の世界にもたらされる点は本シリーズの特徴の一つとなっている。
※アタゴオルは作者(千葉県野田市在住)地元の最寄り駅東武野田線愛宕駅から名付けられた。

ますむらひろし
1952年山形県米沢市生まれ。20歳から漫画を描きはじめ、1973年にデビュー作『霧にむせぶ夜』で「少年ジャンプ」第5回手塚賞準入選。同年「月刊ガロ」で『1975』が入選し、1975年には同誌で『ヨネザアド物語』を発表。1976年からは初期代表作『アタゴオル物語』を「月刊マンガ少年」に発表。同作の「アタゴオル」は宮沢賢治の心象世界「イーハトーブ」に呼応してつくられ、その世界で繰り広げられるユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かなキャラクターの物語は人気を呼び、以後「アタゴオル」の作品は長期に渡ってシリーズ化される。キャラクターは大手メーカーのCMにもたびたび起用され、1997年には同シリーズの『アタゴオル玉手箱』で日本漫画家協会賞大賞を受賞している。また、2006年からは故郷である米沢市の「おしょうしな観光大使」を務めているほか、米沢市内では「アタゴオル」のキャラクターたちが描かれた米沢市街地循環バス、愛称「ヨネザアド号」が走っている。一方で、自身に多大な影響を与えた宮沢賢治の作品も1983年から数多く漫画化。1985年には氏の漫画原作をもとにアニメーション映画『銀河鉄道の夜』がつくられ、2001年には宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞している。近年の宮沢賢治作品としては『やまなし』『虔十公園林』『オツベルと象』『ひかりの素足』などがある。

関連イベント
•DAY1:白崎映美&東北6県ろ~るショー!! +ますむらひろし LIVE AT THE SUMIDA HOKUSAI MUSEUM (6/30)
•スライドトーク「ますむらひろしの北斎展」(7/7)
•ますむらひろしトークイベント ーアタゴオル×北斎ー
•ますむらひろしのサイン会(7/22)
•DAY2:最上川ブラザーズ!! LIVE AT THE SUMIDA HOKUSAI MUSEUM 
•夏休みミュージアムシネマ「銀河鉄道の夜」(1985年、杉井ギザブロー監督、KADOKAWA)
•ますむらひろしのサイン会(8/11)
•スライドトーク「ますむらひろしの北斎展」(8/18)
•DAY3 猫町ブルースブラザーズ LIVE AT THE SUMIDA HOKUSAI MUSEUM(8/25)

▼風呂猫マーケット ますむらひろし北斎画集 改訂版(アカ版) [BM-HG2]
http://furonekomarket.ocnk.net/product/215

▼ますむらひろし先生のfacebook
https://www.facebook.com/hiroshi.masumura.31
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009006497619

▼『アタゴオルは猫の森』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=ifvCzBoWiQo
▼グスコーブドリの伝記 (予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=wmV5zavd_iA
▼素晴らしき紅マグロの世界
https://www.youtube.com/watch?v=FYGsrNesnDw
▼不思議世界アタゴオル・パイロットムービー
https://www.youtube.com/watch?v=cKcldX4hv1I