たまりば

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先日もダークサイドな学びのバイク旅。


昨日はダークサイドな学びのバイク行♪





















とかく物事を忘れやすい僕らは・・・。

利根川の堤防を望む一角に建つ立派な記念碑は川俣事件を後世に伝える記憶装置のひとつです。
この小さな水路を挟んで、1900年(明治33年)の4度目の東京への「押し出し」では数千名の鉱毒被害農民と警官隊が対峙し、刑法の兇徒聚集罪(後の騒擾罪や騒乱罪の原型)が適用され、多くの負傷者と逮捕者を出したそうです。

携帯もSNSも無い時代ですから、雲龍寺の合図の早鐘に呼応して近隣の寺が次々と鐘をリレー方式で打ち鳴らし、東京への「押し出し」(今なら請願デモのようなものでしょうか?)の合図は80km遠くまで伝わったようです。

このシーンを描いたモノクロ映画に三国連太郎主演の『襤褸(らんる)の旗』(1974年)があります。デビュー間もない西田敏行が1農民役で出演していたという意味でも貴重な作品ですが、名優による名作なのに未だにDVD化もされないのは日本映画界の貧困さだろうな。学生時代に1回観ただけで既に記憶も曖昧なので機会があれば観てみたい昨品のひとつです。

畑の中の農道を散歩中の親子連れに道を尋ねながら最寄り駅に向かうのですが、思わず故郷の実家近くの風景を思い出しました。

▼川俣事件記念碑(群馬県明和町) 
https://www.town.meiwa.gunma.jp/life/soshiki/kikakuzaisei/7/6/704.html