たまりば

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オイル交換したので♪


オイル交換したので♪



仕事が急な休みになったので、バイク屋でオイル交換を頼んで、そのまま築地方面から海岸通りを流しながら適当に首都高に上がり横浜へ。
海沿いを流すと東京が大きな入り江に発展した町だとよくわかります。
平日の昼間にバイクで遊んでいるバカもいないようで首都高で横浜に向かう途中でバイクの姿は1台も見かけなかったな(笑)。帰りの第三京浜でもそれは同じでした。天候もいまいち不安だったしね。ポツポツとは雨粒が落ちていたしね。大井のミニPAでトイレ休憩。バイクなんて停める場所もありゃしない(笑)。1台分くらいかね。狭すぎ。

首都高1号羽田線でモノレールと並行しながら運河の水面近くまで降りると微かに磯の香がしたけど、川崎辺りのコンビナート地帯に入るとやっぱり異臭だよね。嫌な匂いだ。
さすがに横浜は海の香りがする場所はあるよね。
しかしそこそこ寒かった。完全な冬装備で正解でした。





  • 4月18日の記事


    この作家さんの慧眼に今更ながら脱帽!

    本棚から取り出してきた1983年に出版された古いアウトドア&バイクのムック本『バイクパッキングで風の中』(講談社)の中で作家である田淵義雄さんのとんでもなく素晴らしいテキストに再会しました。

    それはエコロジスト&自然派作家である田淵さんの『モーターサイクルと旅~モーターサイクリスト党宣言』から始まる4ページのエッセイです。
    今から36年前に書かれたというのに、2019年の今とこの先の未来さえ見通している感がありますし、モーターサイクルと私たちの関係性の全てを網羅しているような名文でした。今読んでも凄いとしか言いようがありません。

    例えば、高度な管理社会に対して言及したこんな箇所がありました。

    《本当のことを言えば、モーターサイクルというこの二輪の乗り物が今になお堂々とその市民権を獲得しているのは、現代の奇跡である。すべてをスクリーンやケースでおおいたがる近代テクノロジーの産物のなかにあって、モーターサイクルはそうされることを拒否しつづけている貴重な乗り物である。できるだけ本物の生の体験、自分だけの体験をさせたくない情報管理化社会という現代にあって、モーターサイクルは実はかなりヤバい存在なのだ。近代テクノロジーの枠を集めたこのような乗り物が、この国の大地を勝手に走り回りその乗り物にまたがる一人一人のライダーがそれぞれに自分自身の眼と心と肉体で、本物の自分だけの何かを感じてくるのは困るのだ……。》

    とにかく、自由であること、自由に生きることを訴えていました。

    東本昌平の『CB感』の世界に相通じるものを多少なりとも感じます。
    4輪車が自動運転化されちゃうような未来社会に於いては、自動運転なんて装置を車体に組み込めない=勝手に走り回る=管理制御できないバイク乗りなんて邪魔どころか排除の対象でしかないのかもしれませんよね。
    そんな時代が到来しないことを今は只々祈るばかりです。








  • 築地市場移転であの金属プレートはどうなったんだろう・・・。


    築地市場移転であの金属プレートはどうなったんだろう・・・。





    旧築地市場の解体が進んでいることで気になったのは1枚の金属プレートの行方でした。

    それは

    《1954年3月1日、米国が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で被曝した第五福竜丸から水揚げされた魚の一部(約2トン)が同月16日築地市場に入荷しました。国と東京都の検査が行われ、放射能汚染が判明した魚(サメ、マグロ)などは消費者の手に渡る前に市場内のこの一角に埋められ廃棄されました。全国では850隻余りの漁船から460トン近くの汚染した魚が見つかり、日本中がパニックとなって魚の消費が大きく落ち込みました。築地市場でも「せり」が成立しなくなるなど、市場関係者、漁業関係者も大きな打撃を受けました。このような核の被害がふたたび起きないことを願って、全国から10円募金で参加した大勢の子どもたちと共に、この歴史的事実を記録するため、ここにプレートを作りました。マグロ塚を作る会 1999年3月1日》

    と刻印された1枚です。
    元々は都営大江戸線のA1出口近くの壁に埋め込まれていたはずですが、その壁が取り壊されたとすればちょっと心配になって見てきました。
    幸いにも工事用のフェンスに設置はされていました。
    工事が終わって新しい施設が市場跡地に建った時にはどうなるものかと少し心配ではあります。

    「碑」という存在は後世に何があったかを伝える伝達装置とか記憶装置の役目を担ってきたもので、アナクロ的な手法ではあっても昔から石碑として慰霊碑などの形で戒めも含めて戦争や震災などがあった場所などに刻まれたきましたよね。

    第五福竜丸は焼津漁港所属のマグロ漁船だったので第五福竜丸事件のことは身近な気もします。実際には第五福竜丸以外にも数多くの漁船等が1954年3月1日のビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で被爆しました。マグロも回遊魚ですし、汚染された小魚を食べて生きているので日本近海にも彼らはやってきました。

    それにしても、移転問題で旧築地市場内に埋められた被爆マグロのことは殆ど話題にもならなかったよね。僕らって本当に忘れっぽいからね。
    それにしても65年前に埋めた場所も現在では不明らしいよね。管理も杜撰というか・・・。まぁ、当時は全国各地でも汚染で廃棄された魚はいっぱいあったと思います。

    本当は事件を伝える為に「マグロ塚」が築地市場に置かれるはずだったらしいのですが紆余教説あって現在はその塚は夢の島地区に仮接地されているそうです。

    そんな事件を伝える「第五福竜丸展示館」は都の施設なので無料で見学出来ますし、暫く休館していましたがリニューアルされて開館したのでまた訪問してみようっと。

    ▼都立 第五福竜丸展示館
    http://d5f.org/





  • 4月16日の記事


    久々に大いに知的刺激を掻き立てられたのが「単車倶楽部」5月号のこの半島トリビア特集ページ!



    これまで≪道を往く者≫の1人として、人や物が往来する陸地の街道以外にも「海の道」「川の道」「情報の道」などに想いは馳せたことはありましたが、地政学や地形学、地勢学的な「半島考」や「半島論」までには想いが及んでいなかった気がします。20年前くらいに毎年バイクで熊野本宮詣をしていた頃から紀伊半島というのが気になる存在ではあったのですが・・・。その意味ではこの特集ページには大興奮でしたね(笑)。

    英語で半島は「peninsula」(ペニンシュラ)ですが、語源のラテン語の「paeninsula」(パエニンスラ)を紐解けば「paene」(ほとんど)と「insula」(島)の意味による造語なんだそうです。
    半島は陸地と地続きであっても海に囲まれた場所でもあるので、民俗学的には海と陸地の両方の生活様式が絡み合った独特の風土の土地なんだと思います。

    世界史的観点からしても教科書でバルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」と教わった気がします。シナイ半島や「アフリカの角」と呼ばれるソマリアの半島にしても、朝鮮半島や最近ではクリミア半島もその情勢が地域の安定に大きく影響しています。

    日本史の事件では源頼朝の挙兵は伊豆だったんですよね。これも半島からか・・・。
    半島は島でもなく、陸地の先の行き止まりでもあるけれど、逆に海には常に開かれているから外から何かがやって来る場所でもある半島への興味は尽きません。故郷の近くの渥美半島には昔からヤシの実が流れつくことで歌もありました(笑)。半島は遥かなるまだ見ぬ異国に想像を馳せる場所でもあったんでしょうね。

    そんなこんなでこの号で紹介されていた『半島をゆく 第一巻 信長と戦国興亡編』(小学館)まで気になって買ってしまいましたとさ(笑)。

    仮に海岸線沿いに道があって流していれば、自然と突端に出てしまいますよね。北海道などを走っていれば、行く先々の岬で「あれ?また会いましたね」と言葉を交わした経験のある方もいると思います。
    最北端や最南端を目指す習性にも何か半島の持つ魅力が宿っているのかもな。
    5月号の《半島特集》は実に面白いテーマでした。もう大興奮(笑)。感謝!



    ゛佐野▼単車倶楽部
    https://www.facebook.com/tanshaclub/




  • 春の秩父路をバイクでお花見ツーリング♪


    春の秩父路



























    この日もR299を利用して飯能方面から秩父までを往還ツーリング。
    道沿いの各所に満開の桜も散見できるので春爛漫な気分。
    道の駅でトイレ休憩して奥秩父へと足を延ばす。

    途中の清雲寺には樹齢600年余とされるエドヒガン桜の老木などもあり、境内に咲き誇るシダレ桜の数々は秩父地方の祭で見かける「笠鉾(かさぼこ)」の雰囲気を感じさせてくれます。勝手がわからないのでバイク1台200円で近隣の有料駐車場に停めさせてもらい5分ほど畑の中を歩いて訪問。

    「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!」の衝撃的な書き出しで始まるのは梶井基次郎の短編小説とも散文詩とも思えるある作品ですが、実はこの古刹には「清雲寺事件」という血生臭い出来事が幕末に発生しています。
    戊申戦争の始まった1868年(慶応4年/明治元年)、鳥羽伏見の戦いの翌月に起きた惨劇がそれです。京都から派遣された倒幕を意図した尊王攘夷派の若い公家一行が幕府側(忍藩)の代官たちに取り囲まれて全員討ち取られています。
    彼らの墓は本堂裏手の杉林の中にあり、桜の樹の下にあるわけではありませんが、見事なまでのしだれ桜を眺めながらふと梶井の『櫻の樹の下には』のことを思い出しました。
    こんな秩父の山中にも動乱の波が押し寄せていたことを知りました。

    渋滞中や信号待ちなどで、そよ風に吹かれてハラハラと僕達に舞い落ちる花吹雪に思わず手を伸ばすのですが、桜の木なんて景色の良い場所に見事な枝ぶりの1本が立っているだけで充分で風情もあって好きかもなぁ~。

    ▼清雲寺
    https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/2164/





  • 今年の初キャンプツーリングはこれかな♪


    北軽井沢までキャンプにでも出かけるかね。

    遂にヴェールを脱いだ『単車倶楽部』初キャンプイベント参加者募集開始だそうです。
    4月8日から参加者受付開始したようです。
    記念すべき第1回《単車倶楽部ミーティング》は、6月8・9日に軽井沢のアースマイルヴィレッジで開催!
    キャンプ形式で行いますが、日帰りの1日だけの参加もOKだそうです(8日のみ)。参加ノベルティTシャツや各種イベント、単車倶楽部でおなじみのゲストも多数参加予定とのこと。

    ●2DAYS参加の方↓
    http://zokeisha.shop-pro.jp/?pid=141963905
    ●1DAY参加の方↓
    http://zokeisha.shop-pro.jp/?pid=141965126
    モトコト内の単車倶楽部ブログからも受付用のリンク先に飛べます!
    https://tanshaclub.motocoto.jp/e219.html



    ★第1回 単車倶楽部ミーティング 概要
    https://www.facebook.com/groups/tansyaclub/permalink/2368268873406510/
    会場:アースマイルビレッジ(群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-16)
    https://www.earthsmilevillage.com
    参加料金:8日のみ参加 ¥5,000/8〜9日参加 ¥8,000
    参加者全員ノベルティ付き
    ※ ライテク講座など、任意参加の有料コンテンツもございます(当日現金払い)
    ※ 9日のみの参加はできません
    主催:単車倶楽部キャンプミーティング運営員会(造形社内)

    ※追加情報をお待ちください♪
    ※先着300名様限定となります





  • バイク弁当って??


    一度はあの有名弁当の誘惑に駆られてみる(笑)。

































    バイク乗りの皆さんならバイク専門誌やSNS等でよく話題になっているので「バイク弁当」と聞けば「秩父のあそこの食堂のことだよね」と百も承知なくらいに有名ですよね。

    でも一般の方からしたら「バイク弁当?何それ?知らない知らないヨ。もしかすると、ライダーの人には特に好んで必ず持参するような定番のお弁当メニューとか何か決まった食べ物が実はあるのかも知れないよなぁ~。バイクに乗るのも車に比べたらエネルギーを使いそうだからきっと高カロリーなモノに違いない。例えば唐揚げとかか?みんなラーメンは好きそうだけどカップ麺でなければバイクに積んでは運べないだろうしな。バイク弁当ってどんなの?」なぁ~んてくらいの想像かも知れませんね。

    そんな「バイク弁当」なるものを提供しているお店が奥秩父の「道の駅・大滝温泉」と目と鼻の先のR140(彩甲斐街道)沿いにあるんですよね。
    要するに、オートバイのガソリンタンク型のプラ製弁当ボックスに詰めた甘辛ダレの豚唐揚弁当なんです。弁当という以上は弁当ボックスごとテイクアウトも出来れば、店内で食べても弁当ボックスはそのまま記念にお持ち帰り可能というわけです。
    秩父といえば「豚みそ丼」や「わらじかつ丼」も有名ですが、またちょっと違った味わいで柔らかくて美味しいのです。

    食後は荒川の河原に降りて釣り人を眺めながらコーヒー野点遊びで一服と洒落込んできました。トンビが魚を狙って水面をかすめていきましたとさ。

    今回初めて2人して胸部プロテクターを装着して出かけましたが、走行中はまったく違和感とか感じなかったなぁ~というか、付けてることも気にならないというか忘れるくらいでした(笑)。これでもしもの時に多少の安全性が確保されるならかなりの優れモノかもね。

    ▼バイク弁当の大滝食堂   https://www.bikebento.jp/
    ▼道の駅 大滝温泉
    http://www.ootakionsen.co.jp/





  • バイク旅にも重宝しそうな和製モーテル初目撃♪


    偶然の発見♪
    初めて目撃した素泊まりモーテル!

    秩父の枝垂れ桜で有名な清雲寺を目指していて「おっ、ここだ!」とばかりにR140(彩甲斐街道)からコンビニの角を曲ろうとしたら、目に留まったのがバイク旅にも使える「ファミリーロッジ旅籠屋・秩父店」でした。
    思わず急制動して「へぇ~、こんな風なんだ」と納得。

    何時か試しに使ってみたいと思っていたけど実物を見るのは初めてでした。
    この広さならバイクくらい楽々駐車できるよね。
    宿の選択肢としては、こんなのがあってもいいよね。

    こんな和製モーテルであっても、モーテルなんて言葉に触れちゃうと脳内音楽は映画『バグダッド・カフェ』でボブ・テルソンが書いた曲「コーリング・ユー」のジェヴェッタ・スティールの声が流れて止まんない(笑)。ホーリー・コールのモノトーンボイスもいいけどね。

    ▼旅籠屋  http://www.hatagoya.co.jp/








  • オイラたちもバイクで花見♪


    オイラたちもバイクで花見♪



    R299で埼玉県の飯能から秩父を往ったり戻ったりするのが近場のお気に入りコースで、川沿いに桜の木もそこそこ生えているので、いちいちバイクを停めるまではしないけれど、まぁ花見気分を楽しめるコースです。

    秩父の原風景たる武甲山手前のR299沿いの道の駅ですが、ここは何時休憩に立ち寄ってもバイクが溜まっていて、多い時は朝からパッと見で70~80台くらいは居る時もあるし、この日もトイレ付近には軽く30台はたまっていたけど、敢えて空いている駐車場の外れの桜の木がある方に駐車しただけ。


    ▼道の駅 果樹公園あしがくぼ
    http://www.yokoze.org/shisetsu/michinoeki_kajukoen_ashigakubo/
    http://www.ktr.mlit.go.jp/road/chiiki/road_chiiki00000213.html
    https://ameblo.jp/ashigakubo/entrylist.html





  • この静かな名刹もかつては戦場だったとは・・・。


    この静かな名刹もかつては戦場だったとは・・・。

    飯能バイクぶらぶら歴史散歩です。

    幕末、飯能を揺るがす大事件が相次いで発生しています。1866年には武州世直し一揆、1868年(明治元年)の飯能戦争です。慶応4年が明治元年と言い換えられても旧幕府軍側と新政府軍による内戦状態はまだ明治2年まで続いていました。
    その戊申戦争の一局地戦が飯能でもあったのも最近になって知りました。

    上野寛永寺での彰義隊の最期が上野戦争ですが、飯能戦争は彰義隊内のヘゲモニー争奪戦で彰義隊から分派独立した振武軍と新政府軍との戦いでした。
    振武軍は彰義隊の敗残兵等を吸収しながら飯能の6カ所の寺に分宿したそうですが本営を置いたのがこの能仁寺です。市街を見下ろすには立地条件も良く、裏の観覧山には杉の丸太で物見櫓を築いていたそうです。境内には飯能戦争の碑もありました。
    この戦で多くの寺や民家が戦禍で焼失したというのは何時の世も争いごとは民衆に犠牲や苦痛を強いるものです。

    飯能が舞台のアニメ『ヤマノススメ』では天覧山が登場するそうなので一部のアニメファンには聖地巡礼の場所にもなっているようです。


    ▼能仁寺(のうにんじ) http://noninji.com/