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先日観劇した作品が朝日新聞の地方欄で紹介されていました。

先日観劇した作品が朝日新聞の地方欄で紹介されていました。

先日観劇した作品が朝日新聞の地方欄で紹介されていました。


戯曲を手掛けた作家さんのこのインタビュー記事で、やっと少し作品を理解できた私でした(笑)。
僕はこの芝居に於ける今川義元をローカリズム、織田信長をグローバリズムの権化と観終わった時に受け取っていたので「なんで信長側に今のアメリカ帝国主義を象徴させる剥き出しの暴力的なキャラを登場させないんだろう。それは騎兵隊とかカウボーイ野郎とか場合によっては金属バットを持たせた大リーガーでもいいしね。アメリカに追従しがちな印象のイギリスの方がフランスよりもピンと来るし、フランス外人部隊なら植民地主義を彷彿とさせるしなぁ~。中国キャラは中華思想や覇権主義だからいいとしても、エジプトやギリシャよりも例えばローマ帝国やムッソリーニでもいいし、あるいはナチスドイツやソ連の亡霊でもいいと思うしなぁ~」と観劇後からずっと訝っていたのですが、作者は信長を当初IS(イスラム国)に見立てていたんですね。納得(笑)。
何はともあれ駿河の国が題材のこのお芝居も2月4日までです。

先日観劇した作品が朝日新聞の地方欄で紹介されていました。


≪出典≫朝日新聞 静岡版 2018年1月29日付
今川義元「オケハザマ」 しりあがり寿さん執筆
https://www.asahi.com/articles/ASL1T313KL1TUTPB007.html
https://digital.asahi.com/articles/ASL1T313KL1TUTPB007.html?rm=407

 駿河国を治めた戦国大名・今川義元を主人公に据えたミュージカル「オケハザマ」が、東京・下北沢の「ザ・スズナリ」で上演中だ。静岡市出身の漫画家しりあがり寿さん(60)が初めて戯曲を書き下ろした。来年、生誕500年を迎える郷土の武将に込めた思いを聞いた。

 「子どものころから臨済寺(静岡市葵区)の墓所に行ったりして、徳川家康より義元を近しく感じていた」。だが、戦国武将のゲームでは「公家かぶれの変な人」。昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも、白塗り、麻呂眉で登場し、キワモノ扱いだった。「静岡出身の春風亭昇太さんが演じても、こうなのか」
 疑問に感じ、改めて義元の足跡を調べた。実は、「東海一の弓取り」と呼ばれた強者。一方で、甲斐(山梨)の武田信玄、相模(神奈川)の北条氏康と互いの姉妹を嫁がせ合い、「甲相駿の三国同盟」を結んだ。岡部、藤枝、島田の豪族からの頼み事にも耳を傾け、政(まつりごと)を重視した。
  芝居ではそんな義元を、先進的な平和主義者として描いた。桶狭間の戦いの前、義元は絵地図を背景にこんなセリフを言う。
 「この先、三河、尾張が平定されれば、東海道と中山道がぐるりと回ってくっつき大きな輪になりまする……この街道を人々や品物が自由に行き来すれば、皆が潤い、行き来をとめる戦は避けられ、平和で豊かな国ができまする」
 公家かぶれは、「米」「金」「兵」の力に加え、「源氏の血を引く名門」や「文化にたけた知性」を印象づけて、諸国大名の信頼を得るための策だった、と解釈した。
 「義元が天下を取っていれば、家康を待たずして平和な世が来ていたかもしれない」としりあがりさん。
 だが、桶狭間の戦いでは、2万5千対3千と兵力で圧倒しながら、織田信長に敗れてしまう。しりあがりさんは当初、IS(イスラム国)を念頭に信長像を描いた。「常識にとらわれない、ポッと出の強烈な暴力。部下を切ったり、人に恨まれたりしても平気。義元にはとても対抗できなかった」
 なぜ義元は負けたのか。ゲームにたとえ、「信長は最新版。でも義元は守るものが多すぎて、メモリーがいっぱい。バージョンアップができなかった」とする。
 書き進めるうち、現代日本や静岡の状況と、義元が重なって見えてきたという。「争いごとが嫌いで、育ちが良く文化的。そして守りに入っている」。しりあがりさんはオンラインゲームで韓国や中国の人とも対戦するが、いつも勝てないと思うという。「どんどん話しかけ、攻め、知らない人とも同盟を結び、課金する。動きが広くて速い。日本は狭くてのろいんだ」
 重いテーマを秘めながら、しりあがりさん流のナンセンスな言葉遊びや時事ネタも飛び交うコメディー仕立て。「21世紀になっても、静岡と山梨は富士山の取り合いをしておるというのに」など、ご当地ギャグも差し挟まれている。
 公演は2月4日まで。問い合わせは劇団「流山児★事務所」(03・5272・1785)。(阿久沢悦子)

≪出典≫ステージナタリー 2018年1月25日付
しりあがり寿の戦国ミュージカル「オケハザマ」、流山児祥「ゲーム世代にもピッタリ」
https://natalie.mu/stage/news/266615

流山児★事務所「オケハザマ」の公演が、昨日1月24日に東京のザ・スズナリにて開幕した。
マンガ家・しりあがり寿が本格的な劇作に初挑戦し、演出を流山児祥が担当する本作。大軍を率いて尾張に侵攻した今川義元に対し、織田信長が少数の軍勢で本陣を強襲した桶狭間の戦いの前夜が描かれる。“オケハザマ”の予知夢に悩まされる義元は、戦いを避け続けるが、“運命の日”は近づいてくる。義元はついに桶狭間に軍を進めることになり……。

流山児は本作について「歌・殺陣・踊り・映像という演劇の全てが詰まった戦国ミュージカルの誕生! 物語は戦国シュミレーションゲームの枠組みを借り、マンガから飛び出してきたようなキャラクターが跳梁跋扈します」とコメント。しりあがりは「テレビゲームや大河で散々の今川義元! それじゃいかん、と郷土の英雄、東海一の弓取り、天下に一番近かった男をカッコよく見直そうとがんばりました」と述べている。公演は2月4日まで。

▼2018.1. オケハザマ
http://music.geocities.jp/ryuzanji3/r-okehazama.html
http://www.ryuzanji.com/

今川義元は、天下取りに名を挙げた東海一の武将。しかし彼は未来の「オケハザマ」の予知夢に悩まされる。避けても避けても運命の日は近づき、そしてついに雨の中、尾張桶狭間に軍を進めるのであった。

*****

静岡県静岡市葵区出身のしりあがり寿が描く戦国時代劇。
大軍を率い尾張に侵攻した今川義元に対し、織田信長が少数の軍勢で本陣を強襲し義元を討ち取った有名な桶狭間の戦いの「前夜」。

音楽・映像・ダンス・大殺陣!芝居のすべてが詰まった総天然色の戦国絵巻!!

山像かおりさん、風煉ダンスの林周一さんらが流山児★事務所に初参加!
2018年の新春、
出演者スタッフ一同、下北沢ザ・スズナリで、賑々しくお待ちしています。

▼しりあがり寿が脚本、流山児★事務所「オケハザマ」予知夢に悩む今川義元
https://spice.eplus.jp/articles/153255


★流山児★事務所「オケハザマ」チラシ表
流山児★事務所「オケハザマ」が、2018年1月24日から2月4日まで東京のザ・スズナリにて上演される。
マンガ家・しりあがり寿が本格的な劇作に初挑戦する本作。演出は流山児祥が担当し、脚本協力にはデス電所の竹内佑、演出協力には風煉ダンスの林周一が名を連ねた。
“オケハザマ”の予知夢に悩まされる武将・今川義元を中心とした物語が展開。戦いを避けても避けても“運命の日”は近づき、義元はついに尾張桶狭間に軍を進めることになり……。流山児は「しりあがりさんの描くマンガから抜け出てきたようなキャラクターを、跳梁跋扈する戦国集団音楽劇にしようと思っています」とコメントしている。またしりあがり寿の「真夜中の弥次さん喜多さん」舞台化を手がけ、流山児とも親交が深い少年王者舘の天野天街が、本作上演に向けてイラスト付き応援コメントを寄せている。
チケットの販売は11月15日から開始。1月30日19:00開演回には、しりあがりと流山児によるアフタートークが実施される。
※流山児祥コメント
しりあがり寿さんの、本格的「劇作家」デビュー作品です。
「台本書き下してくださいよ」と口説き続けて十年、やっと実現する。わくわくしています。打ち合わせの中で、しりあがりさんの故郷の武将・今川義元の本当の姿を描きたいという。桶狭間の戦いの前夜の物語、「それ、オモシロい、それやりましょうよ!」と、いうことに。
しりあがりさんの描くマンガから抜け出てきたようなキャラクターを、跳梁跋扈する戦国集団音楽劇にしようと思っています。音楽・映像・ダンス・大殺陣! 芝居のすべてが詰まった総天然色の戦国絵巻「オケハザマ」。
山像かおりさん、風煉ダンスの林周一さんらが流山児★事務所に初参加、これも嬉しい限り。
2018年の新春。出演者スタッフ一同、下北沢ザ・スズナリで、賑々しくお待ちしています。

舞台「オケハザマ」
日程:2018年1月24日(水)~2月4日(日)
会場:下北沢 ザ・スズナリ (東京都世田谷区北沢1-45-15)
http://www.honda-geki.com/suzunari2.html

▼しりあがり寿が劇作家デビュー、流山児★事務所の舞台「オケハザマ」来年1月
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000024-nataliec-ent

しりあがり寿が書き下ろした、流山児★事務所の舞台「オケハザマ」が、2018年1月24日から2月4日まで東京のザ・スズナリにて上演される。
しりあがりが本格的な劇作に初挑戦する本作。脚本協力を竹内佑(デス電所)、演出を流山児祥、演出協力を林周一(風煉ダンス)が努め、しりあがりの故郷・静岡の武将今川義元を題材に、人の葛藤や歴史の皮肉を描くという。流山児は「しりあがりさんの描くマンガから抜け出てきたようなキャラクターを、跳梁跋扈する戦国集団音楽劇にしようと思っています」とコメントしている。

チケットは11月15日より販売開始。なお1月30日19時開演回の終演後には、しりあがりと流山児が登壇するアフタートークが実施される。

流山児祥コメント
しりあがり寿さんの、本格的「劇作家」デビュー作品です。
「台本書き下してくださいよ」と口説き続けて十年、やっと実現する。わくわくしています。打ち合わせの中で、しりあがりさんの故郷の武将・今川義元の本当の姿を描きたいという。桶狭間の戦いの前夜の物語、「それ、オモシロい、それやりましょうよ!」と、いうことに。
しりあがりさんの描くマンガから抜け出てきたようなキャラクターを、跳梁跋扈する戦国集団音楽劇にしようと思っています。音楽・映像・ダンス・大殺陣!芝居のすべてが詰まった総天然色の戦国絵巻『オケハザマ』山像かおりさん、風煉ダンスの林周一さんらが流山児★事務所に初参加、これも嬉しい限り。
2018年の新春。出演者スタッフ一同、下北沢ザ・スズナリで、賑々しくお待ちしています。

作:しりあがり寿
脚本協力:竹内佑(デス電所)
演出:流山児祥
演出協力:林周一(風煉ダンス)
音楽:坂本弘道
振付:北村真実
擬闘:栗原直樹
美術:水谷雄司+小林岳郎
照明:沖野隆一
音響:島猛
衣裳:竹内陽子
映像:浜嶋将裕
演出助手:小形知巳

出演:塩野谷正幸、伊藤弘子、山像かおり、井村タカオ(オペラシアターこんにゃく座)、成田浬、林周一(風煉ダンス)
上田和弘、谷宗和、甲津拓平、小林七緒、里美和彦、勝俣美秋(劇団わらく)、水谷悟(WGK)、眞藤ヒロシ
柏倉太郎、平野直美、坂井香奈美、武田智弘、堀井政宏(風煉ダンス)、外波山流太(風煉ダンス)
山下直哉、荒木理恵,山丸りな、五島三四郎、佐原由美、森諒介、星美咲、竹本優希、橋口佳奈

▼流山児祥さんのFB
https://www.facebook.com/show.ryuzanji

▼第15回 2011年文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞作品優秀賞 あの日からのマンガ
http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2011/manga/works/15m_Ano-hi_kara_no_Manga/
▼「あの日からのマンガ」 著者 しりあがり寿 (角川書店ビームコミックス)
https://www.kadokawa.co.jp/product/201105000560/
▼「あの日からの憂鬱」著者 しりあがり寿 (角川書店ビームコミックス)
https://www.kadokawa.co.jp/product/301412000335/
▼福島クダラナ庄助祭り
https://www.facebook.com/kudarana.info

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