たまりば

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JR横浜駅西口の等身大の“ボス”像見物♪









僕ら余所者は「横浜」のことは「横浜」と呼ぶが、地元ハマっ子たちにとって横浜は「ハマ」と呼ぶらしい。


「ハマ」は間違いなく「浜」なのだ。しかし残念ながら開発尽くされた横浜から「浜」が失われて久しい。かつては海水浴も楽しめる浜があった町なのだ。

そんな町というか都市の記憶を記録し続けているカメラマンがいる。
写真は記憶でもある。
横浜でカメラマンといえば真っ先に上がるであろうお名前は森日出夫さんだ。

▼森日出夫
https://www.facebook.com/morihideo
http://amano-studio.co.jp/mori_hideo.html

その森日出夫さんの巨大壁画みたいな工事中の駅通路を70mくらい利用した
エキナカ写真展「都市の記憶 HELLO GOODBYE」を横浜駅西口で見学してきました。
この巨大写真群は本年4月6日から3カ月間は展示されているはずです。
先日、ケンタのボスからたまたま別件でお電話を貰った際は「もう終了しているんじゃないのか」とご本人様は惚けておりましたが、どっこい当方もスケジュールは把握していたので鎌倉へ向かう途中で「三京」を三ツ沢で降りて坂を下ってJR横浜駅へ向かいました。

気になるのはボスのバックに建つ小汚い小屋の存在です。
撮影場所は昔は倉庫群が立ち並んでいた埠頭の一角です。今では広場というか綺麗な公園なんだと思います。通称「象の鼻」とその形状から呼ばれる埠頭の一角です。横浜港はこの「象の鼻」と呼ばれる防波堤から始まったそうです。
小屋の中には「象の鼻」にあった5tクレーンの“頭”が入っていると思われます。今でこそ、キリンのようなガントリークレーンが立ち並ぶエリアが別にありますが、ここが原点の場所なんでしょう。
場所にも意味があるということでしょうね。

ただならぬオーラを発する写真ですが、壁の写真の解説には≪飯田修永氏 1964年に結成されたモーターサイクルクラブ「ケンタウロス」の族長。連載漫画や劇場用アニメ作品のモデルにもなっている。漫画家の赤塚不二夫や俳優・舞踏家の麿赤児など交友関係も多彩なほか、横浜能楽堂を中心とした能楽公演の主催や災害救助活動を行うなど活動範囲も多岐に及んでいる。≫と記されていました。なるほど、確かに。



そういえば、昨日(6月1日)発売の『モーターサイクリスト』のP94からの「素晴らしきバイク人生」ってシリーズ企画の第一弾でクリエーターの松島健二さんって76歳の現役ライダーが登場されていますが、その冒頭でも≪伝説のモーターサイクルクラブ“横浜ケンタウロス”≫と書かれてありました。
ボスこと飯田氏や写真家・十文字美信さんのお名前も登場していました。

ケンタウロスについては休刊となった隔月バイク雑誌『道楽』の2015年6月19日発売のNo.8「ケンタウロスとは何か」巻頭特集が入手可能なテキストになりますが、先日の2018年4月16日発売のVol.23同誌最終号でも
ボスのインタビュー記事が掲載されていました。
まぁ、僕にとっては間違いなく今も昔もカッコ良い憧れと畏敬の集団ですかね。



▼『道楽 我が人生にバイクあり!』
http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html



「エキナカ写真展」ですが、森日出夫さんの作品ですから、やっぱりそこにはかつての横浜の風景のひとつでもあったメリーさんのお姿も大きく飾られていました。
僕はメリーさんのことは山崎洋子さんのノンフィクション「天使はブルースを歌う」(1999年)を読んで知ったのですが、恐らくこの本を僕に薦めてくれたのはケンタウロスのボスです。
横浜の知らざれらるアウトサイドな歴史を垣間見た気がしました。
今年あたりは横浜赤レンガ倉庫で五大路子さんのひとり芝居「横浜ローザ」も鑑賞してみたいんですけどね。



▼『天使はブルースを歌う 横浜アウトサイドストーリー』山崎洋子著/毎日新聞社
http://www.tcp-ip.or.jp/~jungle/fbeats/beaters/anggle_sings.html
▼『ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた』中村 高寛著 河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309025933/
▼映画『ヨコハマメリー』(2005年)
http://hitohito.jp/index.html
▼横浜夢座 2018年「横浜ローザ」公演のご案内
https://www.yumeza.com/





そして、この日の目的は鎌倉の十文字美信さんのギャラリー訪問でした。
運よく先生もいらっしゃっいましてお話させてもらうことが出来ました。
共通する話題も飛び出してお互いに大笑い。世間は狭い(笑)。



あっ~、帰りに横浜でJAZZ喫茶『ミントンハウス』に寄るの忘れたぁ~!!(笑)

▼写真家・十文字美信ブログ 写真と珈琲のバラード(41)
https://jumonjibishin.com/ja/2018/04/15/the-ballad-of-photo-and-coffee-41/#more-5213
http://galleryb.jp/ja/collections/fujisaki/#3

BISHIN JUMONJI GALLERY
次回展示のお知らせ
タイトル:「修羅」失われた記憶
会期:2018/5/23(水)~6/25(月)

ご挨拶
今年に入ってから京都、佐賀、熊本、再び佐賀、福岡、兵庫、姫路、酒田、山形と移動して、さらに兵庫、京都、大阪、5月は北海道の羅臼へ行く予定です。具体的に何を撮る、という目的もなく、気が向いたらその場所へ行ってみる、そんな旅です。
気が向いたら、と書きましたが、何に対して気が向くのかと言いますと、なんでしょうか、自分でも何故その場所へ行きたくなるのかはっきりした理由はわかりません。何処へ行ったところで、明確な被写体が私を待っているわけではないのです。
昨年からなんとなく思うことがあり、その、なんとなくを確かめている気がします。
昨年の7月に旧友の藤崎を亡くしました。
お互い10代の頃に知り合い、しばらくの間は毎日、密に会っていました。私にとってどんな友人だったか、詳細は写真集『感性のバケモノになりたい』の「藤崎」に書いたので繰り返しませんが、彼を亡くしたことで、記憶について考える機会が多くなったのです。
彼を亡くした当初は、哀しみと懐かしさの混ざった言葉にしにくい感情が浮かんでは漂い、そのうちに消えていくを繰り返していました。
しばらくすると記憶の出どころや内側を覗いてみたくなりました。10代の頃に何をやったか、の行動を思い出すよりも、当時のワクワクした興奮そのものを蘇らせてみたい、と思ったのです。
古希を過ぎた私が、10代の頃の記憶を手繰り寄せたところで、手応えになるものは何も残っていないのでしょう。記憶を追っているうちに、藤崎をきっかけにして新しい記憶を産み出していることに気がつきました。亡くなった藤崎を心に抱きながら、生まれ出た新たな記憶の地平を歩いてみたくなったのです。出来ることなら言葉ではなく、写真映像で生まれた記憶に近づき、離れ、走り、共に倒れてみたいと思ったのがこの作品を撮り始めたきっかけです。
ぜひご覧いただきたいと思います。

▼写真集『感性のバケモノになりたい』十文字美信:2007年/求龍堂
http://www.kyuryudo.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=050000000049&search=%BD%BD%CA%B8%BB%FA&sort=

▼1109夜『澄み透った闇』十文字美信|松岡正剛の千夜千冊
http://1000ya.isis.ne.jp/1109.html



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    Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 12:42 │Comments(0)アート

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