道・・・あっち・そっち・こっち・みち?

放課後倶楽部♪DX

2018年08月01日 07:53

道・・・あっち・そっち・こっち・みち?



届いた葉書によれば、今年のMCケンタウルスの「ペリオン祭」のテーマは「道」だそうです。
1964年創設のヨコハマの老舗MCですから今年が54年目の集まりになるのでしょうか。

「みち」という言葉の語源を考えると「み・ち」の2つの音から成り立っています。「み」って「おみおつけ」や「おみこし(御神輿)」「おみあし(御御足)」「おみき(御神酒)」「おみくじ(御御籤)」の例のように「おみ(御御)」という丁寧語の「お」と「み」を重ねて接頭語とする例が日本語にはよく見かけられるので、「み」は事柄を美しくいうためのものでしょうから、「みち」と言う言葉は「み」を除いた「ち」の部分に本当の言葉の意味が潜んでいるとも考えられます。

それでは「ち」とは何モノかと考えると、「あっちへ行け」とか「そっちだよ」「こっちに来い」のように現代語にも残っていますが、漠然とある方向を指し示している言葉のようです。方向という意味での方角だけでなく、エリアとか地域といった「面」も意味しているようにも思えます。

とかく「道」というと、真っ直ぐなような、真っ直ぐでなくて例え曲がりくねっていても、その道や道沿いに進めば、最後には途中の過程で必ずしも難なくとはいかなくても目的地に達してしまうような「一本道」的な印象もありますが、「道草を食う」なんて言葉もあるように「寄り道」「回り道」「迷い道」「別れ道」「脇道」「枝道」「裏道」「獣道」「茨(いばら)の道」「山道」「峠道」とどうも一筋縄ではいかない道も僕らの人生には何かと存在するような気もします。
時には「道を踏み外す」とか「道を見失う」「道をそれる」「外道」なんて言葉もあるように、そんなこともあるかもしれません。
だからといって、その過程が全て無駄とは言い切れません。
逆にその過程こそが人生にとっては有益な時もあったりもします。
ツーリング中、道を間違えたり、道に迷う場面に遭遇することもあります。
そんな時は、バイクを停め、じっくり地図を眺めて付近の地形や道路標識を確認したり、間違いのない場所まで一旦戻ってやり直してみたり、地元の誰かに道を尋ねてみたりとして確認や修正をしてまた目的地に向かいます。
気を取り直す為に、煙草に火をつけ一服しながらとか珈琲で喉を潤し、道の先に向かうために冷静になることも必要です。
“道の上で考える”こともよくあることです。

そして、MCケンタウロス主催のこの集会もバイク乗りにとっては「王道」でしょうね。現段階でweb上で公表されている情報はここまでかなぁ。

▼KENTAUROSペリオン祭2018
2018年10月6日(土)
旧大多喜町立老川小学校(千葉県夷隅郡大多喜町小田代524-1)にて実施。


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