初詣は秩父の静かな社へ♪

放課後倶楽部♪DX

2019年01月05日 03:29

初詣は秩父の静かな社へ♪











秩父下吉田の椋神社には昨年秋にもバイクで訪問した気がしますが、元旦の初詣でにも車で家族で自宅から80キロ程ひとっ走り♪
だって空いてるし、空気も好いし、静かだしね。

それにここは約130年前の1884年11月1日に秩父「困民党」軍3000名が明治政府に対し武装蜂起した集合場所でもあります。(厳密にはこれに先立ち10月31日には風布(ふっぷ)村の困民党が行動を起こしています)
作年はNHK大河で1877年の「西南戦争」がもてはやされていましたが、あれが下級士族の最後の叛乱とすれば、こちらは自由民権運動に強烈な光を放った民衆蜂起の地です。「革命」の主体がまったく異なります。

「秩父事件」に先立ち、圧政に苦しむ民衆や急進的自由民権活動家による政府転覆をも内包した一連の「激化事件」は1881年の「秋田事件」、1882年の「福島事件」、1883年の富山の「高田事件」、1884年の「群馬事件」、茨城の「加波山事件」が続発していますが、敗者の歴史は殆ど忘れ去られています。
その象徴的で最大のものが「秩父事件」でありました。それは「圧政を変ジテ自由ノ世界ヲ」希求したものとすれば「暴徒」「暴動」「火付け強盗」の類ではありません。そこには厳格な軍紀(規律)もありましたし、圧政に対する抵抗権・革命権・反乱権の姿を鋭く提起していました。

秩父地方では「狼」信仰も厚く、田畑の作物を荒らす猪や鹿除けとしての位置づけもあったようで、そんな話も社務所で聞かせてもらうことができました。「害獣」と一口に言ってもなかなか難しいものがあります。「二ホンオオカミ」という日本の野生動物の頂点にあった獣の不在は生態系のバランスの喪失でもありました。

それにこの椋神社は文学的アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で重要なモチーフになっている“農民ロケット”『龍勢』祭りの地でもあります。深堀すると色んな地層が横たわっている神社のひとつです。

▼椋神社(秩父吉田)
https://www.facebook.com/mukujinja





▼龍勢まつり【埼玉県公式観光動画】
https://www.youtube.com/watch?v=XwXlbg9G_5Q

▼秩父事件~秩父事件顕彰協議会公式サイト
http://www.chichibujiken.org/folder/post-2.html
▼ぶらっとちちぶ~秩父事件
http://www.chichibuji.gr.jp/chichibujiken/
▼秩父事件資料館~井上伝蔵邸
http://www.chichibuji.gr.jp/spot/spot-syousai51/
▼道の駅 龍勢会館 http://www.ryuseinomachi.co.jp/ryusei/
http://michinoeki-guide.ciao.jp/ryusei4.html

▼映画『草の乱』(2004年)
http://www.chichibujiken.org/folder6/post-19.html

▼吉田龍勢保存会 http://www.ryusei.biz/
▼椋神社例大祭龍勢祭
https://www.saitamatsuri.jp/matsuri/ryusei/

▼アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」公式サイト
https://www.anohana.jp/tv/goods/index.html
https://www.anohana.jp/

▼秩父観光なび
https://navi.city.chichibu.lg.jp/
▼秩父観光協会
http://www.chichibuji.gr.jp/





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