僕らiは退屈している暇なんてないんだ。
多分、僕らは退屈している暇なんてないのさ。
これは恐らく片岡義男さんの小説『彼のオートバイ、彼女の島』の主題なんだろうと思います。
そもそもバイクさえ転がしていれば退屈なんてしなかったし、やっぱり退屈しないもんだよね(笑)。
10数年ぶりのリターン組なので今度は何時まで続けられるかわからないので偉そうなことは云えませんが、どうにもコイツは官能的で五感を刺激する乗り物であることは確かです。
エンジン暖気中に古(いにしえ)の原始の凶暴性が呼び起こされ、神経もクールにどんどん研ぎ澄まされていく気がします。
これほど頼もしい鼓動は、僕にとってはロックのビートの興奮とも違うけれど、どこか似たような感じも拭えません。
そんでもって走り出せば、暑いし、寒いし、濡れるし、時にヒヤッとさせるし、疲れるし、ケツは痛いし、高回転の振動で手も足もシビれるし、ヘルメットの重さと風圧で首や肩がこるし、4輪の快適さとは違っていますがそれもまた楽しいのです。俺はマゾ体質なのか?(笑)
でもやっぱり面白いのです。
何処までいっても極められない奥の深さと獲得できる世界の広さは承知なのでね。それは捨て難い魅力です。
リターンしてみると「乗らない理由が見つからない」有様ですかね。ははっ!
この齢となると、用事も無いのに意味なくバイクで走り回っていたような時間だけは無限のように流れていた20代の学生時代のようにはなかなかいかず、どうしてもサンデードライバーならぬサンデーライダーに成り下がってはいますが、それはそれで仕方のないことだと思います。
58にもなると、あと何年元気でこんなサイズのマシンに跨っていられるかを冷静に思うと少し哀しくなりますが、今は先のことなど何も考えないことにしています。再び身体がバイクを欲していると感じたのでリターンを決めた部分もあって、過去にも数年単位の短いブランクはありましたが、その時も周囲には「身体がバイクを求めていない」と偉そうなことを抜かしていました(笑)。
乗りたくない気分の時に無理に乗っても、それはどうも良いことがない気がしてね。
この歳になると、精神的な気合いも覚悟も体力も充実していないと、ブランクもあったので気軽に戻れる乗り物ではなかった気がします。
高速ツアラーとしても適していたフルカウルの前車GPZ900R Ninjaと乗り比べると、ZRX1200DAEGのお飾り程度のビキニカウルでは風圧をまともに喰らうので実はそこそこしんどいのですが、900NinjaよりはZRXは進化しただけ格段に扱いやすくなったのが救いかなぁ?(笑)
サングラスを外せば、ほら少しは悪党よりも善人っぽく見えるかなぁ?(笑)
無事是名馬也。
最新号でもプチ貢献?紹介されました。
ジャケット増殖中!?
25日の本番に向けた予行演習に参加!
慣れない(普段は滅多にやらない珍しいこと)をすると雨が降る!
些細なとらぶる発生!ネジゆるむ(笑)
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