たまりば

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朝起きたらバイクが丸々と太っていました!(笑)

朝起きたらバイクが丸々と太っていました!(笑)

朝起きたらバイクが丸々と太っていました!(笑)


『朝、起きて、君には言うことが何もないなら』は昔読んだ高橋源一郎さんの詩集のタイトルだった気がするが、今朝は「朝、起きて、バイクを見たら太っていた」みたいな話です。
シートカバーの上に積もった雪で、DAEGも女房のVTRも車格が数倍立派になっておりました(笑)。

僕も高校を卒業するまでは温暖な気候の静岡県浜松生まれの浜松育ちでしたから、雪には慣れていないんだよね。
子供の頃の印象では、浜松に住んでいたら雪が舞う姿を見るのも数年に1回くらいで、2~3センチでも地面に薄っすらと雪が積もるなんて光景は10年に1回くらいの珍しいものでした。最近は事情も違うのかも知れないけどね。
かれこれ東京暮らしも40年近くになるけれど、私大の受験シーズンになると決まったように雪が降ったり積もったりもする印象があります。

上京した学生時代、バイクに乗り始めた頃の話ですが、そもそも雪の経験なんて乏しいので、雪を嘗めてかかって雪の朝にバイクで大転倒をやらかしたことがありました。
その頃、品川区内の目蒲線の武蔵小山駅と不動前駅の真ん中辺りの小山台という町の「満月荘」とかいう木造アパートに住んでいました。
朝、目覚めると、普段より静か過ぎて不思議に思いました。
積もった雪が音を吸収するのか、外に出てみると道や屋根に雪が積もっていて、まるで無音の世界でした。
テレビなんて洒落たものも当時は部屋にはなかった(後にゴミ出しの日に近所で小さなカラーテレビを拾ってきました)ので、天気予報など気にせずのほほんと暮らしていた気がします。

芝浦でバイトがあったので「タイヤも新品だし、ブレーキかけずにゆっくり走ればなんとかなるんじゃないのか?」と、今思うととんでもない甘い考えで、いつものようにアパートの脇からバイク(Z400FX)を押し出し、一面銀世界の「かむろ坂」の上から山手通りに向かっておっかなびっくりでトロトロと発進しました。
ところが、最初の信号で、呆気なくツルッとバイクは滑って転倒!
まぁ、雪が積もっていたせいか、バイクに取り残された我が身は地面に放り出されたものの、何処かに打ちつけた痛みの記憶はありませんでした。

問題は、その後でした。
横たわるバイクを起こそうにも、ブーツが滑って(その頃はSIDIのツーリングブーツを履いていたかな?)、踏ん張りも効かず、ちょっと車体を起こすと僕ももバイクも滑っての繰り返しで一向にラチがあきません。
結局、その情けない姿に見るに見かねた通行人の方々の助けを借りて、なんとかバイクを起こして、下り坂の路肩にバイクを停めて、バイクはそこにそのまま放置して、電車でバイト先に向かった気がします(笑)。

雪道の経験の無い向こう見ずな僕は、この時初めて「バイクは雪じゃ走れないもんなんだな」と初めて身をもって経験した次第です(笑)。
その後、シャーベット状の泥と雪が混じった山手通りを派手な音をガシャガシャいわせて元気に走る郵便配達の赤カブの後輪にチェーンが装着されているのを信号待ちの際に目撃して「スーパーカブにはこんな手段もあったのか。道理で雪でも郵便カブだけは走りまわっているはずだ」と納得したものです。

今朝の積もった雪とバイクの姿を見て、今から38年前くらい昔の朝のことを懐かしく思い出していました。

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