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横浜中華街で「チューシュー丼」のルーツを探る!?

横浜中華街で「チューシュー丼」のルーツを探る!?

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横浜中華街で「チューシュー丼」のルーツを探る!?


チャーシュー丼・・・大袈裟ですが、それは中国4000年の味の結晶のひとつかもしれません(笑)。

例えば炊き立ての温かいご飯の上に、トロトロの豚の角煮とか焦がした豚バラとかを乗せて食べたとしたら想像するまでもなく美味いと思うよね?
その発想でいえば、ご飯の上に叉焼(チャーシュー)を乗っけても間違いなく美味いはずだ。もしかしたら誰でも昔から忙しい時の賄い飯的に自然にやっていたことかも知れません。僕も時間がない時にご飯の上にロースハムとか乗っけてよく食べることがありますが、どこか似ているような気もします。

横浜中華街といえば日本どころか東アジア最大級と言われ、あの狭いエリアに約500店がひしめく中華街です。なんと江戸時代末期の横浜新田慰留地にルーツを持つ長い歴史がある街です。
一説によると、横浜中華街で最初に「チャーシュー丼」をメニューとして登場させたのは1960年創業の『興昌』ではないかという噂があります。
この逸話は、1983年頃の『週刊プレイボーイ』誌上でも紹介されたという未確認情報もありますが、さすがに今となっては当時の掲載誌は僕も入手は不可能で真偽のほどの確認は困難です(笑)。

今でこそ「崎陽軒」のしゅうまいと並び称される程にかどうかは別にしても、すっかりヨコハマ名物どころか全国津々浦々の家庭まで浸透しつつある「チャーシュー丼」ですが、ラーメン屋『興昌』の長男だった朱武さんが、それを「発明」したのは、1980年代の前半、店の定休日に中華街の友人たちと麻雀をやっていた時だとされています。
武(たけ)さんが「大三元」で上がった瞬間、何かが閃いて、逃げるように慌てて雀荘を走り出て、店の調理場に直行して5分で完成させたのが現在の興昌の「チャーシュー丼」とされています。
とりあえず愛犬に食べさせてみると尻尾を振ってガツガツと平らげてしまったのを見て気を良くした武さんは、次にお母さんに食べてもらったそうです。
ところが「中華料理は元来、こってりとした油っこいもの。こんなあっさりとしたものは邪道。すぐに捨てなさい!」と烈火のごとく怒られたそうです。
でも、あったかいご飯の上にチャーシューを乗せ、きざみネギに甘ずっぱい秘伝のタレをかけたチャーシュー丼こそ、「こってりさ」と「あっさりさ」がほどよくマッチングした天が与えてくれた理想のどんぶりと腹を括り、なんと「チャーシュー丼Tシャツ」まで作り、それを着て、警察署や暴力団事務所にまで岡持ちを提げて出前に出かけていたとされています。

実は僕も今から約35年前に、改装前の『興昌』で、このチャーシュー丼をバイク(Z400FXorGPz400F?)で乗りつけて食べた記憶があります(笑)。まだ店構えは普通のラーメン屋の佇まいでした。
当時、その白いTシャツは3500円でチャーシュー丼が1杯付でした(笑)。
3500円でTシャツを買うとチャーシュー丼がついてくるのか、3500円のチャーシュー丼にTシャツが付いてくるのか不思議な感覚ですが、どうでもいいことです。1983年当時、チャーシュー丼単品では確か430円でしたから、Tシャツは実質3070円?
ちなみに現在の興昌チャーシュー丼は・・・幾らでしたっけ?(昔の値段は覚えていても最近のことには割と無頓着な俺なのです!)

チャーシュー丼Tシャツの存在が公になったのは記憶の範囲では1983年8月発行の某バイクメディアの広告欄だったと思います。翌月の広告には早くも「売り切れ間近」と告知がありましたから一部マニアの間ではその優れたアートワークも含めて評判になっていたと思われます。

ヨコハマ観光で中華街に寄ったとしても、圧倒的な店舗数で手始めに何処で何を食べたらいいか迷った際は、騙されたと思って関帝廟の並びで名物料理のワタリガニが目印の「KOHSHO」というお店を探してみてはいかがですか?
B級グルメとしてチャーシュー丼は話のネタになりますよ。
店主の朱武さんも恐らく筋金入りのバイク好きな1人な気がしますしね。
何はともあれ、今日もまた35年ぶりのチャーシュー丼を注文する私です(笑)。

ランチなら麺類とミニチャーシュー丼とのセットもあります。チャーシュー丼のお試し食いとしてはいいかも。

横浜中華街で「こうしょう」という同じ発音では2006年6月末に60年の歴史に幕を閉じた名店『鴻昌(こうしょう)』がありますが、こちらは1960年代のGSブームの火付け役となったR&B色が濃かったバンド『ザ・ゴールデンカップス』のギタリスト、エディ藩さんのお店です。

横浜中華街で「チューシュー丼」のルーツを探る!?


横浜中華街で「チューシュー丼」のルーツを探る!?


▼創作中華料理『興昌(KOHSHO)』(横浜中華街関帝廟通り)
横浜市中区山下町139 TEL 045-681-1293  正午~PM9
http://www.kanteibyo.com/prog/shop.html?id=26
https://chinatown80.sakura.ne.jp/gourmet/detail/79

▼横浜中華街公式サイト
http://www.chinatown.or.jp/

▽関帝廟(横浜中華街)
http://www.yokohama-kanteibyo.com/info/info.html
▽中華街パーキング http://www.chukagai.or.jp/


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