たまりば

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病み上がりなので近場へブラッと♪

病み上がりなので近場へブラッと♪

風邪も治ったので、気分転換で女房と茨城の筑波山神社にお詣りして、途中で見かけた看板名に魅かれて「名無しラーメン」なるものを食べて帰ってきました・・・というだけの実にどうでもいい話です。おしまい♪(#^^#)

それを“くどい性格”と妄想とヒマ潰しが災いすると下記の駄文長文に変換されます(笑)。
以下は《18禁》内容も含まれますのでご注意あれ(笑)。

病み上がりなので近場へブラッと♪


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とりあえず「筑波山神社」へ参詣。

先週は過労からか体調を崩して38度の熱でダウンしていましたが、平熱に戻ったし、ポカポカ陽気だったので茨城県内へ。
茨城県って地域ブランド力や観光地人気ランキングでも下位低迷を脱せないとよく報道されていますが、僕も実は殆ど訪問したことはないエリアです。

そんなわけですから、例えば富士山くらい有名な山ならば名前を耳にすれば誰しも山体のイメージはパッと浮かびますが、「日本百名山」にも含まれる筑波山と聞いてもイメージが浮かばないのも事実でした。

そもそも80年代の「峠ブーム」の煽りで、筑波スカイライン等のバイク通行規制の名残りもあり、あの界隈の道路は寄りつき難い印象もありました。
見晴らしの良さそうな折角の魅力的な道をバイクで走られないのですから、エリアの人気も上がらないというものです。

常磐道を往くと、まるで道案内かのように道路前方に幾筋もの黒煙が「狼煙」のようにたなびいていました。火事ではなくて、のどかな「畔焼き」(野焼き)の風景でした。風もおだやかで類焼の危険の少ない日を選んで村人が総出でやっている風情でした。
R125を筑波山に向かうと道路案内に「下妻」という地名が目に飛び込んできました。僕が「下妻」から連想する作物は「キャベツ」です(笑)。昔、読んだライトノベル『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』のあの舞台はこの先の辺りだったのかと思わず納得。確かに見渡す限り田んぼと畑が広がっていました。そんな景色の中にポツンとあるのが茨城県下1の標高を誇る筑波山でした。

筑波山の中腹にある神社の門前は土産物屋と食堂を兼ねたような店舗が軒を連ねている観光地みたいな雰囲気で、店主たちが手招きで「おいでおいで」しておりました。駐車場もないので、その内の1軒にバイク1台300円で停めさせてもらいました。そこの店主さんが僕のZRXを眺めて「ニンジャかね」と言うので話してみたら、彼はBMW1200RS 乗りでした。

境内では「さあ~さあ~お立ち合い!お立ち合い!御用と忙ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで」の口上で始まる、筑波山名物「ガマの油売り」なんて珍しい風景もあります。アレって実演販売の元祖みたいなもので、今や伝統芸能や無形民俗文化財の類でしょうね。まさか今時「ガマの油」なんて膏薬を売っているとは知りませんでした(笑)。

帰り路では「名無しラーメン」という看板が気になった店に立ち寄って昼食。
その店の駐車場に行きも帰りも通りかかった時に車が満車状態だったので「流行っているということは美味しいのか?」と思った次第です。
駐車場からは2つの峰のある筑波山の特徴的な姿も拝めてロケーション良し♪

▼筑波山神社
http://www.tsukubasanjinja.jp/
▽筑波山ガマ口上保存会ホームページ
http://nagaihyousuke.gamagaeru.jp/index.html

毎度のことながら僕の与太話は更に脱線していきます。

厳格な家庭だった我が家の正月の遊びといえば「百人一首」でした(笑)。
麻雀や花札といったギャンブルっぽいイメージの遊びはご法度な家庭に育ちました。
そんな訳で、小生の記憶に植えつけられた「筑波」や「筑波山」の最初の言葉は「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」(つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる)の恋の唄に登場する「筑波嶺」(つくばね)という響きでした。

このキーワードが脳内で増幅されたのは中坊時代に聴いた清水國明と原田伸郎コンビのフォークデュオ「あのねのね」の『つくばねの唄』(1975年)でした。下ネタおふざけソングですから放送禁止の憂き目に遭う曲でした。
思春期の小池少年にとって「どうも“つくばね”という枕言葉にはエッチな意味が隠されているのかもしれない」と漠たる妄想を受けたと思われます。

現存する日本最古の和歌集「万葉集」を紐解くと、奈良時代の歌人で高橋虫麻呂という人物の作品が登場します。下級官吏として現在の茨城県北東部にあたる「常陸(ひたち)国」に赴任していた節があるようで、彼の歌には筑波山を題材にした作品が幾つもあります。

その中に「筑波嶺に登りて嬥謌會(かがひ)を為る日に作れる歌一首併せて短歌」(筑波嶺に登りて嬥歌会(かがひ)をする日に作る歌一首 并せて短歌)と題されたものがあります。筑波山での「歌垣」の風習を詠んだものです。


[長歌]
鷲の住む  筑波の山の  裳羽服津の  その津の上に  
  率ひて  娘子壮士の  行き集ひ  かがふかがひに  
  人妻に  我も交らむ  我が妻に  人も言問へ  
  この山を  うしはく神の  昔より  禁めぬわざぞ  
  今日のみは  めぐしもな見そ  事もとがむな
[反歌]
  男神に 雲立ち上り しぐれ降り 濡れ通るとも 我れ帰らめや
(万葉集 1760)


これを現代口語訳するならば・・・鷲が住む筑波の山の、裳羽服津(もはきつ)の津のほとりに、誘いあって、若い男女が集まり、歌い踊る「かがひ」の夜には、人妻たちの中に私も混ざろう、私の妻に誰かも言い寄るがよい。この山を治める神様も昔からお許ししている行事だ。だから今日だけは見苦しいこととは考えるな。事を咎めだてもするな・・・といった意味だと思われます。
反歌の趣旨は・・・だから、筑波山の男峰の上に雲が立ち上り、時雨が降ってきてずぶ濡れになってたしても、俺は途中で帰らないもんねぇ~・・・みたいな意味だと思われます。


さて、東国では「かがい(嬥歌)」と呼ばれた「歌垣」(うたがき)とは何でしょう。
国語辞書的には、『大辞林』によれば「古代の習俗。男女が山や海辺に集まって歌舞飲食し、豊作を予祝し、また祝う行事。多く春と秋に行われた。自由な性的交わりの許される場でもあり、古代における求婚の一方式でもあった。人の性行為が植物にも生命力を与えると信じられていたと思われる。のち、農耕を離れて市でも行われるようになった。かがい。」とあります。

つまり今風な表現をすれば、巨大野外合コンみたいな感じでしょうか?(笑)

奈良時代初期に編纂された『常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)にも筑波山での「かがい」に関しての記述も残っています。
筑波山の男神の山は峻嶮だったので、女神の山の泉の湧く水辺に、春と秋の年2回、飲食物持参で箱根より東の諸国より集まっていたとも読み取れます。

まだ視界を遮る高い建物のない時代でしたから、筑波山は遠くからでも目印になった可能性もあるかも知れませんよね。

もしかすると、古のこの国の民衆は「性」に関する考え方が随分と大らかだったのかもしれません。
織田信長の庇護を受けたポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスによる「日本史」の中には、日本女性は処女性を少しも重んじず、それを欠いても名誉を失わず、結婚できた、と記しているそうですが、厳格なカトリックの教えからすれば、彼の嘆きや驚きは理解できるというものです。
明治維新後、「脱亜入欧」なんてスローガンが誕生しますが、優れた西洋文化の流入と同時に、キリスト教的な道徳観や価値観の浸透が影響しているような気もしています。

筑波山は山そのものがご神体と言われますが、中腹の筑波山神社に向かう曲がりくねった道の途中で「ラブホテルか?」と思わせる建物をひとつを見かけた気がします。ご神体の胎内にラブホがあるというのも、この山が古来から数々の恋愛の歌と姿を宿してきた場所という気もして笑えましたとさっ♪


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