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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説((Vol.17)

かつて日本の高速道路料金問題を法廷闘争に持ち込み、変更させたバイク集団がいた。

「まつろわぬ」とは「屈服しない」「あらがい迎合しない」「理不尽なことには服従しない」という意味に於いて「バイク乗り」族に極めて似合う形容詩のような気がするがいかがかな?

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【出典】内外タイムス
1985年(昭和60年)4月4日(木)

【タイトル】ライダー決起/一万人訴訟へ/爆発!“公道の冷遇者”の怒り/バイク差別撤廃へ/理不尽に対し“鉄の回答”を/高速道路での二人乗り禁止/なぜ四輪車と同じ高速料金/都心への深夜乗り入れ禁止/「サギ」などの雑言にめげず/地道な世論づくり

【リード】
怒れ、全国のバイク愛好者!----「オートバイと普通車の高速道路料金が同じだなんて絶対におかしい」と“払い過ぎ”の料金約八十万円の返還を求めて、日本道路公団などを相手取り東京地裁へ集団訴訟を起こしたグループがある。ゆくゆくは賛同者一万人を集めて、料金問題ばかりでなく、高速道路の二人乗り禁止や都心部への深夜乗り入れ禁止などの不当な“二輪差別”撤廃をめざすという。“理不尽なことにはトコトン筋を通そう”と、全国のライダー仲間に原告団への参加を呼び掛けている。

【本文】
●バイク差別撤廃へ
「高速道の二人乗りを禁止しておいて四輪と同じ料金をむしり取るという理不尽に対し、全国のライダーの心意気を束にした鉄の回答を叩きつけようではありませんか!」
こういって日本の裁判史上初の一万人集団訴訟をめざし立ち上がったのは「バイク差別と闘うライディング・ハイ連絡会」=東京都品川区、小池延幸事務局長(25)=。五十八年十一月に結成されたものだが、現在までに賛同者は千百人を超え、このほど提訴に踏み切ったものだ。
小池さんはライダー歴約4年、明治学院大学の夜間部に在学中、仕事場からのバス通学の不便さでバイクを利用し始めたが、駐車場がないためやむなく学校東門前の歩道に止めて置いた。ところが大学当局から、この歩道駐車と学校へのバイクの通学禁止の通達が……。
“処分”をチラつかされた小池さんたち同じ悩みを持つ友人たち十数名と「二輪通学者・井戸端会議」を結成し、学校側へ抗議。一度は理解を示した学校側だが、未だに根本的な解決策を見ず、“闘い”は小池さんらの後輩に引き継がれている。

●国から“不公平”の声を引き出すまで

「待っていても誰もやってはくれない。問題を解決するには、まず自分たちがやり始めなければ……そう思いましたよ」と小池さんは振り返る。
当時の反対運動の中から、さまざまなバイク規制問題を考え始めたが、高速料金の不平等などについて疑問はますます強くなっていった。
現行の高速道路料金では、オートバイは普通車(乗用車、総重量八トン未満のトラック、定員二十九人以下のマイクロバス)扱いとなっている。
「二人乗りは禁止されているし、重量も軽いため、道路の損傷度も他の車両に比べればグンと少ないはず。それなのに同一料金というのは誰の目から見ても不当。本来なら普通車の半額程度が妥当」と小池さん。
さらに、速度も二輪車は最高八十キロと乗用車より二十キロ低く制限されている。このほか都心部への深夜乗り入れ禁止、二輪車だけが通行禁止の陸橋や地下道があるなどさまざまな規制に覆われている。
こうした不満から小池さんらは昨年一月、訴訟を思い立ち、バイク雑誌やライダーの集まる場所で参加を呼びかけたり、蓼科高原でのバイク・ジャンボリーなどのイベントで幅広い運動を展開してきた。
だが本来“一匹狼”的な性格を持つライダーたちを結束させるのは、そう簡単にはいかない。中には「新手のサギだ」とか「バイクねずみ講だ」などの心ない雑言もあった。しかし小池さんたちはひるまず、地道な世論づくりを展開し、ついに提訴にまで持ち込んだ。提訴第一陣の原告団は、委任状を寄せてきた全国の仲間のうち未成年や書類不備者を除いた総勢六百九十一名。北海道から九州まで、年齢も二十歳から六十歳までと幅広く、職業も学生、OL、主婦、医師、住職と本当にさまざま。映画監督の高橋伴明さんや、著述業の戸井十月さんなど著名人も参加している。
この集団提訴が報道されるや、反響はかなりのもので、「頑張って下さい」「一緒に闘いたい」の声は全国から。
某高速道路料金所職員からの「私も常々不合理だと思っていました」などや、大阪・大蔵省造幣局のバイク・サークルらの支援の声も届いている。
「いわば国を相手のケンカですから、大変ですけど、だから“不公平”の声を引き出すまで闘い続けます」と小池さんや同会の吉本悟さんは口を揃える。また「この裁判を通じて、とかく“暴走族”などと思われて悪役イメージのあるバイク愛好家たちの市民権を獲得したい」と話している。

【写真キャプション】初の集団訴訟をしたライダーたち/「原告団への参加は、バイクを愛する人なら誰でも歓迎します」と小池さん(右)と吉本さん

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何事でも誰かが行動を起こせば、必ずそれを批判したり揶揄したりする奴は必ず出ます。これは物事の常です。批判は自由だしね。
気になるのは、やらない(参加しないとか加わらない)理由を先に並べ立てる奴が多い。
まるで関わらない(関わりたくない)理由を先に百でも並べて予防線を張っているのか、とにかく「言い訳」が先に立ってる気がする奴が多かったなぁ。
それならば、別の形で問題解決に向けて具体的に行動して欲しいものだが、他人のことを批判する奴に限って実際に自分で行動に踏み切ったという話はあまり聞いた試しがない。
御立派で有効な自論(持論)があるのなら、それを速やかに実行して天下に知らしめて欲しいと思う。
ライディング・ハイは過去のバイクの高速料金というこの問題への諸団体の取り組みを総括する中から集団訴訟というものを自信を持って提起したつもりです。その斬新さが衝撃
的だったのは当時一般メディアが大きく報じたことからもわかると思うしね。バイク雑誌よりも一般のマスメディアの方が間違いなく大きく友好的に扱ってくれました。

ライディング・ハイよりも効果的な方法論なり運動論があるのなら(あったと思うよ)、同時多発で皆がやってくれれば全体として相乗効果や世論への波及効果も出て面白かったと思うけど、残念ながらそんなことはなかったよね(笑)。「敵はバイク乗り自身の中にいた」とまでは言わないけれど、なかなか考え方も価値観も千差万別で一筋縄ではいかない我の強い奴がバイク乗りらしいから、運動としての組み立てが難しかったのはあったかもね。
“武威”を誇る連中は各所で散発的に料金所の突破とかしていたような気もするが…。

【文責】小池延幸(58)/ZRX1200 DAEG
明治学院大MC『井戸端会議』初代総長

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≪資料≫『RIDE百騎百景』過去投稿先!
1980年代中期、国を相手に果敢に挑んだ無名の千数百名のバイク戦士たちの軌跡。
ボクは、忘れ去られた者、虐げられながら闘い抜いた者たちの声に想いを馳せたい。

▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.01)
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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.02)→結成報告/読売新聞
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▼まつろわぬバイク乗り『RIDING-HIGH』の伝説(Vol.03)→第1波提訴報道/朝日新聞
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  • Posted by 放課後倶楽部♪DX  at 17:53Comments(0)バイク