たまりば

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超今更ながらの発見!?(笑)

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のんびり屋の性格の小生なので、昨年のMCケンタウロス「ペリオン祭」会場で買い逃した1冊の本(『ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた』中村高寛著)をこの時点でやっと読み始めています。
で、横浜の歴史的なことは殆ど知らないで過ごしてきた地方出身者としては読み進む度に、初めて知ることばかりの連続で正に「眼から鱗」状態でありまして、幕末期から明治以降の近代化過程の中、そして戦前戦中戦後に於いて、横浜の歴史が日本の近代史とリンクしていることに今更ながら気がついたわけです(笑)。
それを外国船の往来と女たち、取り分け「娼婦」たちに焦点を当てて横浜の影の部分を第2章で「〈ヨコハマ〉から読み解く近現代」として浮かび上がらせて勉強になりました。

第3章ではケンタのボスのインタビューも登場していました。
著者の映像作品の中でも東西上屋倉庫前の埠頭でのボスを撮影する森日出夫さんのシーンが登場していたので、著作の中でも何か触れている部分があるのかなと期待して読み進めていたら、やっぱりありました。

≪中華街の外れにある雑居ビルに、モーターサイクルクラブ「横浜ケンタウロス」があった。飯田繁男、昭和17(1942)年生まれ。通称はケンタウロスのボス、または大将。上背はそれほどでもないが、巨漢といっていい体躯。長く伸びた髪はネイティブアメリカンの長老のようだ。1964年、飯田のほか3名で横浜ケンタウロスを結成した。このクラブを題材にした漫画『ケンタウロスの伝説』が発表されるなど、その世界では有名らしい。そんな飯田にもメリーさんとの思い出があるという。≫

という書き出しで始まり、同書によればボスには計4回のインタビューを行ったと記されていました。映画がクランクインしたのが1999年夏ですから、その辺の時代のインタビューだと思われます。

その中にこんなボスの発言の件がありました。

「こうやって話していくことが重要なんだ。それはメリーさんの話だって一緒だと思う。みんながメリーさんの話をしているだろ。噂話だってある、虚々実々だ。だけどまったく意味のないことだったら、誰も話さないよ。こうやって皆が話をしていく。そして語り継いでいくと、不純なものが取れて、核心だけが残っていくんだ。何が残るかわからない、まず話すことが大切なんだよ。あとは時代が判断してくれる」

このインタビューの「メリーさん」を「ケンタウロス」に置き換えてみても思わず納得です。
「事実(FACT)」と「真実(TRUTH)」は違うとよく言われます。
目の前で起きた事象を直視することも第一義的には大事中の大事ですが、その出来事の中に存在する本質的な事柄を見いだすのも大切ですもんね。
それは燃え尽きた灰の中から結晶化した1粒の小さなダイヤモンドの原石を見つけ出すようなことなのかもしれませんよね。
意味全然違うか?(笑) 実は国語とか苦手なんです(笑)。

「メリーさん」の真実と、お芝居の「横浜ローザ」で描かれる物語は別物であると踏まえなければいけないとは思いますが、明日あたりには申し込んでいたチケットが届くかなぁ?
今夏は横浜でお芝居観て、中華街の「興昌」で食事して、最後はJAZZバー「ミントンハウス」でコーヒー飲んで、横浜を気分だけでも満喫でいっ♪

▼『ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた』中村高寛著/河出書房新社 2017年8月末日刊
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309025933/
▼映画『ヨコハマメリー』(中村高寛監督/2005年)
http://hitohito.jp/index.html
▼中村高寛さんのfacebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100015503498231

▽横浜夢座 2018年「横浜ローザ」公演のご案内
https://www.yumeza.com/
▽写真家・森日出夫さんのfacebook
https://www.facebook.com/morihideo

▼YOKOHAMA JAZZ BAR MINTON HOUSE
https://www.youtube.com/watch?v=WaV9irodmpI
▼ジャズ喫茶 愛されて39年
MINTON HOUSE「崎陽軒」CMでも話題に
https://www.townnews.co.jp/0113/2014/05/22/237024.html
▼朝日新聞2016年04月28日
企画特集 3【ヨコハマJAZZストーリー】
ジャズ喫茶 重い扉の先
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20160428150280001.html

▼創作中華料理『興昌』横浜中華街関帝廟通り
横浜市中区山下町139

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