たまりば

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この昭和大衆文化遺産をクラウドファウンディングで残そう!


この昭和大衆文化遺産をクラウドファウンディングで残そう!



残り3日!
『東北の地に残る昭和の大衆文化遺産を守る。「白ばら」再生物語 Season2』!

57年の歴史に幕を下ろした昭和の大衆文化遺産「白ばら」を後世に残そうと、行政に頼らず立ち上がった地元の仲間たち。いま消防法の壁が立ちはだかり、「白ばら」は消滅の危機!消防設備整備のために皆様どうぞ力を貸してください。



▼東北の地に残る昭和の大衆文化遺産を守る。 「白ばら」再生物語 Season2
https://www.youtube.com/watch?v=Ot99WlpCqqQ

▼東北の地に残る昭和の大衆文化遺産を守る。
「白ばら」再生物語 Season2
https://motion-gallery.net/projects/shirobara_reborn_season2/collectors#_=_

▼Save the 白ばら
https://www.facebook.com/shirobarareborn/

▼佐藤ひとしさんのFB  2018年11月30日付
https://www.facebook.com/hitoto.sato/videos/10215023767042608/


▼山形新聞 2015年12月23日
キャバレー「白ばら」閉店へ・酒田 大人の社交場、消える昭和の残り香

 東北・北海道で唯一、営業を続けてきた酒田市のグランドキャバレー「ナイトスポット白ばら」が30日に閉店し、57年の歴史に幕を下ろす。水原弘や中尾ミエなど、昭和歌謡を彩った多くの歌手がステージに立ち、日本の高度成長と同じ曲線を描くように栄えた大人の社交場だった。大学生時代にアルバイトとして働き始め、現在は経営会社の取締役として白ばらの歴史とともに歩んできた本間邦夫店長(65)は「店を愛してくれるお客さんへの申し訳なさ、閉めることへの致し方なさで気持ちは半々です」。昭和の香りを残す空間が酒田の街から消える。

 創業は1958(昭和33)年。酒田の繁華街に店を構え、奥羽観光(同市)の斎藤友弥会長が営業を始めた。現在の建物は69(同44)年に建てられた鉄筋コンクリート3階建て。店舗はその1階にある。ステージを起点にして扇状に広がる27のボックス席には、110人が収容できる。約7メートルの高い天井、床面積約700平方メートルの大きなフロア…。昭和の流行語「大きいことはいいことだ」は、キャバレーの店づくりにも当てはまっていた。

 最盛期は昭和40~50年代。90人以上のホステスが在籍し、水原弘や中尾ミエ、渚ゆう子、千昌夫、山本リンダら数々の歌手がステージに登場した。昭和の大横綱大鵬、千代の富士が来店したこともあったという。音楽集団「上々台颱(シャンシャンタイフーン)」のボーカルとして知られる酒田市出身の歌手・白崎映美さんもステージに立ち、白ばらに魅了された一人だ。

 道路を挟んで向かいにある料亭(当時)「山王くらぶ」から「白ばら」に流れるのが夜の定番だった。企業関係者の接待などでにぎわい、フロアはいつも満席だったという。

 ともし続けたキャバレーの火は、景気低迷による企業接待の減少やエンターテイメントの多様化などで次第に小さくなっていった。昭和を知る世代が高齢になり、客層は広がらず、次第に経営を圧迫するようになった。現在は5人が従業員として働いている。

 日和山ホテル(酒田市)の佐藤仁社長(52)ら有志が大みそかの31日、白ばらへの感謝を込めたイベントを企画している。白崎さんやかつてステージに立ったバンドメンバーらが出演。午後3時から4時間にわたって多彩なショーを繰り広げる。入場料は2千円で、午後9~11時には楽屋などを巡るバックヤードツアー(500円)も。この日の売上金は全額、同店に贈る。問い合わせは日和山ホテル0234(22)0102。

仲間の顔浮かぶ
 本紙でやまがたキャバレー時代を連載した作家高橋義夫さんの話 「白ばら」には入ったことがありませんが、閉店と聞き、かつての飲み仲間の顔が目に浮かびました。一つの文化が消えていく。仕方のないことですが、楽しい人も楽しい場所も、あの世の方に多くなった、というのは怖いことです。

故郷酒田の誇り
 白崎映美さんの話 この地上から消える、オラが故郷酒田が誇るグランドキャバレー“白ばら”の灯よ。オラは悲しい、悔しい、苦しい、地団駄(じだんだ)踏んで泣きたい。マイケル・ジャクソン並みの人気がオラにあったならなあ。晴れの日も雨の日も嵐の日も、じっとじっと咲いていた“白ばら”よ永遠に。
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▼東北随一の美の殿堂、
築59年の朽ちかけたキャバレー
〈白ばら〉 救ったのは
クラウドファンディングでした。2018年6月13日付
https://colocal.jp/news/114357.html

酒田の夜はこれからもにぎやかに! 
山形県酒田市にある、〈Night Spot 白ばら〉。
築59年、朽ちかけたキャバレーがクラウドファウンディングで
華麗に復活したレンタルホールです。
今どきの人だとちょっと想像しづらいかも知れません。
ショーを見ながらお酒を飲む。
例えば、赤坂のミカド……これも35年前になくなっているそうで、
有楽町日劇……。ギリギリわかってもらえそうなのは宝塚のイメージでしょうか?
東京でもかなり華やかな時代がありました。
日劇でレビューを見た親御さんはまだいらっしゃるのではないかしら? 
そんな華やかな世界が東北にもあったのです。

「白ばら」は1958年(昭和33年)、山形県の日本海側、港町・酒田市に創業し、
昭和文化円熟の時代に連日連夜満員御礼を記録したグランドキャバレーです。
そんな「白ばら」も、著しい老朽化と遠のく客足に、とうとう閉店という
苦しい選択を余儀なくされました。
2年半前の12月……その悲報はYahooニュースのトップにも報じられたそうです。
このころ、札幌のクラブが閉店してしまったために、
この白ばらが日本最北の現役キャバレーとなっていたのに、です。

閉店する2年前、現オーナーとなる佐藤仁さんと
酒田市出身の上々颱風(しゃんしゃんたいふーん)ヴォーカル・白崎映美さんが
朽ち果てた建物に潜入。どうなっているのか、ただの怖いもの見たさでした。
眼前に広がっていたのは華やかな南国の世界。
椰子の木が生い茂り、きらびやかな電飾に飾られたステージが目に飛び込んできて思わず息を飲み込みました。

天井は高く、アールデコ調のシャンデリア。
ソファーは滑らかなビロード張り、格を感じさせる重厚な空間。
交通の便も悪い東北の地方都市だからこそ細々と存在し続けてきた、
昭和の大衆文化遺産だったのです。
すべてが昭和の艶めかしさを色濃く残し、様々な人生劇場が繰り広げられてきたのだろう、
というここに1歩足を踏み入れた佐藤さんと白崎さんは、
このオーラをまとった重厚な空間の虜になってしまったのです。
しかし、この店がもうすぐ閉店するという話しもあり。
どうにかして存続させよう、どうしたらいいだろう? 
と悩む日々が続きました。

佐藤さんは、白ばら未経験者を誘ってはファンを増やし育てる活動を始めました。
白崎さんは地元新聞で担当していたコラムのコーナーで「白ばら」を
守ることの大切さを執拗に(笑)宣伝したり、
テレビでも紹介されたりといったメディアの協力もあり、
ようやく「白ばら」の存在の希少性が地元山形で認知され始めました。
彼女が熱演する伝説のキャバレーナイトショーも実現しました。
が、そんな努力も虚しく経営難は解消されず閉店を迎えたのでした。
それでも諦めないで残そうと考えぬき、レンタルホール、貸しライブ会場として
どうにか維持費を捻出していこう、と佐藤さん達有志は進み始めました。

レンタルホールなどで維持費のめどが立ったある日、
またもや困難が立ちはだかりました。消防署から
「自動火災報知器と煙探知機、誘導灯の新規設置」をするよう指導が入ったのです。
その金額、なんと350万円。維持費で精いっぱいだった白ばら、
ついに窮地に立たされたか? の状態になりました。
そこで考えついたのがクラウドファンディングです。
これまで行政にも支援をお願いしたことはなく、市民有志が関われる
範囲で気持ちと資源を持ち寄ってここまで頑張ってきました。
Save the 白ばらのジャンヌダルクとなる白崎映美さんは
「白ばらキャバレーナイトショー」実現に向けて奔走します。
くち果てそうな建物をクラウドファンディングという発想で
よみがえらせるというのがなんとも凄い発想ではありませんか。
人事は尽くしました。あとは天命を待つのみです!

▼Night Spot 白ばら
https://www.facebook.com/Shirobara468/

▼白崎映美&白ばらボーイズ
https://www.facebook.com/shirobaraboys/



▼白崎映美&白ばらボーイズ 2015/08/07~08
https://www.youtube.com/watch?time_continue=307&v=w89ZBfQhmxc


▼河北新報 2017年12月10日
酒田の夜「白ばら」再び 東北最後のキャバレー、飲食店に
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171210_53004.html